先ほど行われたエンプレス杯は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気プリンシアコメータ(中央・矢野英一厩舎)が制しました。母は川崎生え抜き馬ベルモントフェリス、祖父は偉大なるアジュディケーティングという、南関東にゆかり深い血統の6歳牝馬。
レース結果と動画。
プリンシアコメータは、果敢に逃げたクレイジーアクセルを見る形で2番手から。向正面に入ると積極的に先頭に立ち、勝負所からはビスカリアやミッシングリンクなども並びかけようとしましたが、最後の直線では突き放し、貫禄の勝利。
2着には、中団から39秒1の一番の上がりで突っ込んできた引退レースだったブランシェクールが入り、プリンシアコメータとは2馬身差。3着が1番人気ビスカリア。勝ちタイムは2100m2分15秒3(良)。5着には地元の意地を見せて川崎のアッキーが入りました!!!
矢野調教師
「休養明けでじゃっかん急仕上げ気味でしたが、この2週間はメンコを外して稽古をして、いろんな意味で新しいことをしてみて、うまいこといってくれました。
レース運びもよくて、最後の直線でもいい形で力強く走ってくれました。強かったです。今後は去年のローテーションみたいな形でいこうかなと思っていますが、まずは馬の状態を確認してからです」
岩田騎手
「馬は落ち着いていて、あとはゲートだけと思っていましたが、普通に出てくれれば先行できます。先生からは逃げてくれという指示でしたが、1頭いたので2番手から。自分から動いていきましたが、3、4コーナーでも手応えよく、最後の直線も伸びてくれて、強かったです!
流れも速くて馬も苦しかったと思いますが、直線の真ん中からもう一回踏ん張ってくれました。今後ももっと強くなると思いますし、この馬の走りを見て欲しいです」
3つ目のタイトル!!!
エンプレス杯優勝おめでとうございました。
プリンシアコメータ 6歳牝馬
馬主 芳川貴行様
生産 ベルモントファーム様(新冠)
父 スパイキュール、母 ベルモントフェリス、母父 アジュディケーティング
3着 ビスカリア 森泰斗騎手
「外を回らなくてはいけない展開になりましたが、最後まで頑張ってくれました。もうちょっと内枠が欲しかったですね。前走みたいなイメージの方が合います。前走は条件などいろんなことが噛み合ってくれましたが、力はつけているので、またうまく噛み合えば」