自身が持つ国内最高齢騎乗記録更新中の63歳8か月となる森下博騎手(川崎)。
国内最高齢勝利は、金沢の山中利夫元騎手が62歳9か月という記録を持っていて、森下騎手がいつ更新するのか?!と、その瞬間を待たれていました。
ついに……。
ビッグな記録が、先ほど地元の川崎競馬場で更新されました!!!
メインレースの多摩川オープンで、森下騎手は6番人気トキノパイレーツ(川崎・八木喜厩舎)を勝利に導き、国内最高齢勝利記録を更新!!! レース結果と動画はこちら。
パドックでも、レース中も、森下騎手の歓声がすごかった……。
それだけ、たくさんの人たちがこの瞬間を待ち望んでいたんですね。
こんな偉大な記録更新の瞬間に立ち会えたこと、わたしたちファンも幸せに思います。
重賞のようにたくさんの報道陣が集まった口取り撮影。
「(最高齢勝利記録更新については)その数字はそこまで意識していた訳ではないけれど、オーナー(田中準市様)が乗せてくれていたから、結果が出せてよかった。結果がなかなか出なくておりようと思った時もあったんだけど……」(森下騎手)。
たくさんの人たちに囲まれてのインタビューだったので、トキノパイレーツの話しはたくさんしてくださったんですが、自分のことに関してはシャイに言っていましたが……。
レース直後には、
「まずは責任果たせてよかった。もうひとつ果たさなきゃ」と森下騎手。
「もうひとつ???」と聞いてみると、
「重賞だよ。まだ楽しみのある馬だよ」と。
あ、ちょうどインタビュー中に、森下騎手と教養センター同期だった山崎尋美調教師が、「あと5年は乗れるよ(笑)」と声をかけていました(^^) 最高齢重賞勝利記録は、同期の的場文男騎手が持っているので、こちらもどうなっていくのでしょうか。
これまでも森下騎手はトキノパイレーツの調教にも乗ってきたそうですが、これからも乗り続ける予定だそうですよ。森下騎手&坂下厩務員のタッグで仕上げているトキノパイレーツが、元々の能力の高さに定評のあった馬ですが、さらにどんな風に変わっていくのかも興味深いです。
ということで、5月4日には64歳になる森下騎手ですが、引き続き騎手免許は更新するそうです。
ひと鞍、ひと鞍、これからも大切に、森下騎手の騎乗を見せて頂きたいです。
森下騎手、関わってきた全ての皆様、おめでとうございました!