先ほどもご紹介した女傑クラーベセクレタの初仔エリーザ(2歳牝馬、父ゴールドアリュール、大井・藤田厩舎)が、大井1レースで矢野貴之騎手を背にして新馬戦を優勝しました。
道中は外の2番手を進め、最後の直線で差し切り勝ち。最初は二の脚速く先頭に立ちましたが、隊列が決まりそうなところで交わされました。しかし、動じないで走り続け、最後もしっかりした脚を使いました。1400m1分29秒6(やや重)。2着はトゥインクルレディー賞の勝ち馬ヒロアンジェロの4番仔ジュンクミチャン。
「返し馬の時はバランスがいいくらいで普通の馬の感覚だったんですが、レースにいってみると、折り合いはいくらでもついて操縦性もいいし、追い出してからの反応もよくて、センスがいいなぁと思いました。まだキョロキョロしていたので余裕もありました。距離は延びてもよさそうだし、これから楽しみですね」(矢野騎手)。
クラーベセクレタお母さんも、この大井競馬場の1着の場所に、東京2歳優駿牝馬、京浜盃、羽田盃、東京ダービーの時に入りましたね(北海道と南関東で通算重賞11勝)。偉大すぎました。
藤田調教師のお話しでは、「来年の方がもっといい馬だと思います。直線では、さすが血統馬だなぁと感じさせますよね」。角南マネージャーは、「脚さばきの感じはお母さんに似ていますよね。これからクラシックを目指していけるような馬に育って欲しいと思います」とのこと。
どの馬たちも、生まれてくることも大変で、生まれてからも大変で、競馬場にたどり着くのも大変で、競馬場に着いてからも大変で……。レースに出走できることがどれだけ尊いことなのか。そんな中で、一生に一度の新馬戦を勝利。
エリーザは藤田厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいる馬なので、レース後は待機馬房で帰りを待っていたので写真を撮らせてもらいました。
普段から大人しい馬だそうで、いでたちもお上品なんですが、お水の飲み方や青草の食べ方は豪快だったのが微笑ましかったです。
クラーベセクレタ、記念すべき産駒初出走初勝利!
クラーベお母さん、おめでとうございました(^^)