マキバスナイパーはじめ、船橋所属の名馬たちを感じられる場所。
スナイパーのこのメンコ、懐かしいな。。。
つい先日、佐藤裕太調教師からこんなお話しを伺って、興奮状態に陥りました。
「船橋最終日、楠さんが担当しているアナザフォーに、石崎隆之騎手の騎乗を予定しています」と。
あの石崎隆之騎手と楠新二厩務員のコンビと言えば、アブクマポーロなど、たくさんの重賞を勝ちまくりましたよね。楠厩務員が兄弟子、石崎騎手が弟弟子の関係でもあります。
今日船橋10レース、アナザフォーに初騎乗となる石崎騎手がどうエスコートをするのか。。。
すごく久しぶりのゴールデンコンビ復活だそうです。楽しみすぎます。
最近、懐かしい写真がいろいろ出てきまして……。
15年前?くらいのとある重賞の楠厩務員と石崎騎手↓
重賞でのこういう光景、当時はたくさん見ました。。。
そして、今でもお二方とも現役で頑張っていらっしゃるのが本当にすごいなと思います。
船橋生え抜き馬マキバスナイパー。
帝王賞や浦和記念、日本テレビ盃、グランドチャンピオン2000などを優勝(南関東重賞10勝、遠征の岩手重賞1勝)。第一回JBCクラシックはロジータの孫レギュラーメンバーと死闘を演じ、タイム差なしの2着。
ここに書ききれないくらいの素晴らしい功績を残しました。
そんなスナイパーが9月15日に亡くなったと、引退名馬のページに出ていました。21歳でした。
余生は福島県で過ごしていて、東日本大震災時は警戒区域に指定された福島第一原発から半径20キロ圏内にいたため、立ち入りが禁止になる数日前に、心優しい人たちに助け出されたということを伺ったことがあります。
その後も元気に過ごしていて、
数年前に会いに行ったときのスナイパーが、結果的には最後になってしまいました。。。
大きくて、ぬくぬくしていて、穏やかでした。
とても温かくて優しい時間が流れていました。
今は亡くなったことを聞いたばかりでうまくまとめられないのですが……。
マキバスナイパーという偉大な馬がいたこと、これからも忘れません。
大切な人たちと、天国でゆっくりと過ごしてください。
今、すごくすごく、寂しいです。。。それだけ、マキバスナイパーの存在が大きすぎたんだなぁって。。。
日本テレビ盃は地方最先着が5着のタイムズアロー(船橋・川島厩舎)でした。真島大輔騎手を背に、積極的に3番手につけて食い下がりました。
「よく頑張りましたね。ペースも速くなったけど、ついていってくれたし、踏ん張っていました。この間のマーキュリーカップ(2着)くらいから一生懸命走りだしたというか、中央の馬に負けないくらいスーッってついていくし、折り合いもつくようになってきて力をつけていますね。プラス22キロも全く問題ないです」と真島騎手。
川島調教師も、「馬がちゃんと競馬をするようになってきたし、このメンバー相手に上等でしょ」と褒めていましたよ。
宮崎光行騎手が手綱を取ったハッピースプリント(大井・森下厩舎)は内枠から内目での競馬となり、向正面で外に持ち出すも伸び切れずに6着。
「あまり内枠はよくないですね。馬込みに入っていい競馬はしたことがないので、スムーズな競馬の方がいいです。何とか外には出せたんですが、休み明けの分あまり脚を使えませんでした。掲示板には乗りたかったんですが……」(宮崎騎手)。
森下調教師ともお話しをさせて頂きましたが、休み明けで途上ではあるものの、今回休養に充てたことにより、苦しさが解消されて走りのバランスはよくなっていると。ただ、内枠がアダとなり、自分のリズムで走れないと力が出し切れないところがあるので、結果論で言えばで出脚はついていただけに逃げてもよかっかなということは宮崎さんともお話しをしたそうです。
気になる今後のローテーションですが、今年の秋は馬に負担をかけないよう、充実させて、自信をつけて、来年につなげていきたいという考えもあり、マイルグランプリに向かうことが有力だそうです。
レース後の体調も今の段階では問題はなかったそうなので何よりです。一度使ったことで、これからどのくらい持ち上げてくるのか。さぁ、次です!次!
吉原寛人騎手騎乗のアンコイルド(船橋・岡林厩舎)は4番手からの追走で最後は8着でした。6着のハッピースプリントとは0.8秒差。
岡林調教師のお話しでは、もっと後ろからの競馬を想定していたそうですが、休み明けでも中央馬を相手に善戦してくれたと。南関同士ならまた違うだろうと今後に向けても収穫があったようですよ。1800m前後くらいのレースを使っていきたいようです。
中央時代は芝のトップクラスで走り続けてきただけに、ファンも多い馬なんですね!これから末永く南関東で走り続けて欲しいですね。
11月3日に川崎競馬場で行われるJBCに向けても重賞な1戦、Road to JBCの日本テレビ盃(船橋1800m)。1着馬にはJBCクラシックの優先出走権が与えらえます。
全頭パドック↓
優勝したのは武豊騎手騎乗の1番人気アウォーディー(中央・松永幹夫厩舎)でした。松永調教師が騎手時代に手綱を取っていたヘヴンリーロマンス。その愛息でもあり、半妹にはアムールブリエ、半弟はラニがいる血統。
アウォーディーは2番手からの競馬で、逃げるモーニンも渋太く粘るもアタマ差交わしての勝利。勝ちタイムは1800m1分52秒0(重)。5馬身離れた3着は昨年の覇者サウンドトゥルーでした。
武騎手
「スタートはあまりよくなかったのですが、取りたいポジションを取れたので、あとは追い出しを間違えないようにと。道中も4コーナーを回るときもすごくいい手応えだったので、4コーナーではほぼ勝てるんじゃないかなと思ったんですが、相手もG1ホースだし、戸崎圭太だし(笑)、渋太かったですね。
今日勝たないとJBCクラシックには出られなかったので、その権利が取れてホッとしました。乗った感じも左回りはスムーズだし、川崎2100mはすごく条件がいいと思います。次は川崎でアウォーディー、お後がよろしいようで(笑)」
松永調教師
「状態はすごくよかったと思います。ただ、強い相手だったのでどんな競馬をするのか不安もあったんですが頑張ってくれました。道中はすごくいいリズムで走っているなと思って見ていたんですが、この馬は気が悪いので、ちょっと自分でやめるような仕草もあったので心配していましたが、勝ってくれてよかったです。今日みたいに走るのをやめなければかなりやってくれると思います」
アウォーディーはダート戦に転向し、5戦5勝(重賞4勝)の負けなしです。次のJBCクラシックはどんな強さを見せてくれるのか。。。またまた楽しみな馬が中央から出てきました。
日本テレビ盃優勝おめでとうございます
アウォーディー 6歳牡馬
馬主 前田幸治様
生産 North Hills Manageme様
父 Jungle Pocket、母 Heavenly Romance、母父 Sunday Silence
中央・松永幹夫厩舎
詳しい振り返りは、ウェブハロンのレースハイライトでも。
先日もご紹介しました、南関4場共同イベント「みんなのJBC〜夢の舞台へつなげるメッセージ〜」に参加してきました。今日実施場所は、船橋競馬場の正門入ってすぐのところ。勝ち馬のパネルがあるから目立ちます!
どなたでも参加できて、こんな感じでメッセージを書き、写真を撮ってもらい、なんと空くじなしの抽選券ももらえます。
これから、南関東4場で実施されていくそうで、JBC当日には皆さんの写真をデザインした大型パネルを展示するそうです。
みんなのJBC。詳しいことは南関東競馬のホームページをご覧ください。
さぁ、今日は日本テレビ盃(大井1800m)が行われます。
データ分析ができる枠順はこちら。
そして、参考までに、南関勢の最終追い切り動画はこちら。
南関東から3頭が参戦します。
大将ハッピースプリント(宮崎光行騎手、大井・森下厩舎)が秋競馬を始動させます。
かしわ記念(7着)後は秋に向けたオーバーホールを行い、8月上旬に放牧先から帰厩。浦和記念は地力の高さで優勝はしたものの、昨年の秋から今年の春にかけて、本来の走りのバランスが戻ってこないことから、この休養はこれまでの疲れをしっかり取って本来の走りを取り戻すための前向きな時間に充てられました。
最終追い切りは佐藤幹厩務員を背に、遅めの時計を出す馬3頭を追いかける形で進め(気持ちを入れるため)、交わしてから単走だったのは予定通りの内容。
「ハッピーらしい動きは戻ってきていますが、追ってからの反応が物足りないですね。馬に合わせた調整をしていって、充実させて、来年につなげるためにも大事にしていきたいです」(森下調教師)
今回は休み明けで途上ではあるそうですが、これからのハッピーにとって大切な第一歩として、今後に向けて関係者が手応えをつかめる内容になればいいなと思います。
何より、またハッピーの走りが間近に見られると思うと、ワクワクしてきます!1800メートルという距離は非常にいいだけに、パフォーマンスが興味深いです。
実力馬タイムズアロー(真島大輔騎手、船橋・川島厩舎)も楽しみな1頭です。
南関東に来てから報知グランプリカップを勝ち、ダートグレードレースでもマーキュリーカップ2着など高いレベルでの走りを披露。あまり人気にはならないタイプなんですが、この馬が力を出したときの爆発力ある走りを考えると、驚く結果ではありませんでした。
気の難しさがある馬ですが、普段の調教ではパートナーの西村栄喜騎手、レースでは真島大輔騎手が、それぞれ手の内に入れています。
最終追い切りは東京記念に向けたクラージュドールと併せ、反応も抜群で、力強さと躍動感あふれた好内容でした。「最後に気を抜くところもあるので気合いはつけて、やり過ぎないように、本番で目一杯動けるように、ちょうどいい併せ馬になりました。維持はできているので力は出せる状態です」と西村騎手。
担当の松崎厩務員の話しでは、いつものように追い切り後はすぐに息も整ったそうで、心肺機能も強いんだろうねと。
「前回もよく走ってくれたと思うよ。その後も順調にきているし、力を出し切ってくれれば。相手は強いけど頑張って欲しいね」(川島調教師)。
中央時代は芝の重賞レースの高い舞台で戦ってきたアンコイルド(吉原寛人騎手、船橋・岡林厩舎)が、南関東に来てからは初めてダートグレードレースに参戦します。
今回は5ヶ月半の休み明けです。「再出発のようなつもりで。これからにつながる走りになるといいね」(岡林調教師)。吉原騎手が初騎乗でどんなエスコートをするのでしょうか。
調教パートナーは左海修三調教厩務員。担当の吉田厩務員はクリムゾンルージュを手掛けた方ですよ!あ、アンコイルドは食欲旺盛タイプで、このときもずーっと顔もあげずに食べ続けていました。
なお、このほかに日本テレビ盃に騎乗する南関ジョッキーズは、
笠松のシークレットオースに横川怜央騎手、
笠松のビービーガザリアスには本田正重騎手、
高知のブランクヴァースに張田昂騎手、
笠松のタッチデュールには中野省吾騎手。
全人馬無事に!