クラウンカップを振り返る。パート2

 クラウンカップを優勝したガーニーフラップについてはこちら

 他陣営のコメントです。

 2着 プレイザゲーム 左海誠二騎手
「道中もうまくいって手応えも抜群で勝ったと思ったんですが、相手が悪かったです。まだまともに攻められないところもあるので、このまま順調にいってくれれば、次の東京湾カップは好勝負をしてくれると期待しています」

 ガーニーフラップ同様、プレイザゲームも羽田盃まで間隔がないので、東京湾カップへ向かいます。

 3着 ディーズプリモ 山崎誠士騎手
「キャリアが浅い中で、牡馬ともこれだけ走ってくれたので内容はよかったと思います。今後につながる競馬ができました」

 11着 ウワサノモンジロウ 森泰斗騎手
「いいポジションで進められたと思うんですが、初コースもあったのか、やめちゃった感じですね。全然走っていないし、ちょっとよくわからないです。もっと走れる馬なので……」

 12着 ラブレオ 吉原寛人騎手
「今回は初物尽くしだったので力を出し切れませんでしたが、この1戦では見限れないと思います」

 

クラウンカップを振り返る。パート1

 今年で19回目を迎えた3歳重賞・クラウンカップ(川崎1600m)。

 

 全頭パドック↓(ガラケーの方
 


 昨日もお伝えしたように、中野省吾騎手騎乗停止により乗り替わった、的場文男騎手が初めて手綱を取った4番人気ガーニーフラップ(船橋・稲益貴弘厩舎)が優勝しました。

 尻尾がチョコンとしてかわいい馬なんですよ。

 

 

 担当は船橋競馬場の騎手をしていた篠田剛孝厩務員。

 レース結果

 レース映像

 レースはケイエスソードが想定通りハナを切ると、ウワサノモンジロウ、シャークカイザーが続いていき、1番人気ディーズプリモや中央からの転厩初戦ラブレオと、人気馬を見ていく形でガーニーフラップは内目から追走していきました。

 3コーナー付近で中団から抜群の手応えで一気に上がっていったプレイザゲームが最後の直線で先頭に立つと、ガーニーも外から脚を伸ばしてきてしっかり抜き去りました。終始追っ付けられながら時よりステッキも入り、的場騎手に闘魂注入されながら進んでいき、それでも最後に伸びた姿は圧巻です。初コースもクリア。

 

 

 会心のレースに、的場騎手も思わずガッツポーズ。59歳6か月での重賞制覇は、自身が持つ最高齢重賞記録を更新しました。

 

 

 ガーニーはもちろん、稲益調教師も担当の篠田厩務員も念願の重賞初制覇。稲益調教師と篠田厩務員は同じ年で、船橋競馬場へ入ったのも一緒の時期で、仲が良かったそうです。3年前の稲益厩舎開業当時から苦楽を共にしてきた2人だけに、検量前では抱き合いながら喜びを分かち合っていました。

 検量前の様子はこちら↓(ガラケーの方



 優勝インタビューです。

 稲益調教師
 「同級生の篠田厩務員と勝てたことも、生え抜き馬で重賞を勝てたことも、すごくうれしいですね。こんなに早く重賞を勝てると思わなかったので、生産者や育成してくれた人たちにも感謝しています。デビューが遅かったので放牧に出すと(クラシックには)間に合わないと思ったので、月1回と決めて、まずはこのクラウンカップを目標にやってきました。

 初コースなので、ちょっと発汗して体重も減っていたので気にしている感じもしましたが、パドックに出た時にはいつものガーニーでした。道中は自分から進んでいく馬じゃないですが、終いは絶対にいい脚を使ってくれると思うので、そこは信じて乗ってください的場さんには伝えました。

 最後は必死に応援していたので覚えていません(苦笑)。調教師の先輩たちから『おめでとう』って言って頂いて、勝ったんだなぁって思いました。

 育成所からいい動きをしていたし、新馬戦も勝ってくれて、いいモノは持っているので育て方は間違えないようにとやってきました。課題は、1周追っつけられているので道中自分からハミを取ってくれるようになることですね」

 
 的場騎手
「大人しくて乗りやすい馬だなぁと思ったんですが、返し馬でずるい感じもしたので、最初から気合いを入れて出していきました。道中はいい感じで進んでいけて、4コーナーを回ってゴーサインを出したらグンとハミを取ってくれたので行けるかなと。

 これからまたどんどん力をついていけば、もっといい競馬をするんじゃないかなと思います。距離は長くなれば長くなるほどいいですね。

 自分で最年長記録というのはそんなに関係ないんですが、まだまだ頑張るつもりです。ファンの皆さんのご声援で勝たせて頂けて、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです」

 


 レース1週間ほど前に取材でおじゃました時、稲益調教師と篠田厩務員と、ガーニーの尻尾の短さや前髪の伸び方が遅い話しで盛り上がったのです(笑)。そういう話しが明るくできるくらい、ガーニーは順調にいっていたということなんでしょうが、

 レース前日に改めて取材でおじゃました時は、ずっと乗り続けていた中野騎手が騎乗停止になってしまい、誰に乗ってもらうか考えているところでした。

 「ここまできて……」と稲益調教師も言っていて、あの時点では、最後の最後にきてまさかの事態に陥り、競馬は、レースそのものでも何が起こるかわからないのはもちろんですが、レースに出走させるまでにも何が起きるかわからないことを改めて痛感させられました。しかし、的場騎手を味方につけて、しっかり結果を出したガーニー。

 

 この後は羽田盃までは間隔がないので、東京湾カップから東京ダービーを予定しているそうです。

 
 クラウンカップ優勝おめでとうございます!

 ガーニーフラップ 3歳牡馬

 馬主 上村洋司様

 生産 川越ファーム様(浦河)

 父 タイキシャトル、母 ハンナリト、母父 ネオユニヴァース

 船橋・稲益貴弘厩舎


真島大輔騎手

 大井の真島大輔騎手は、今日の川崎競馬場のレースを乗り替わっています。

 以前怪我をした影響による、左下腿痛でお休みだそうです。

 お大事にしてください。

(写真追加)クラトイトイトイ、若草賞優勝!

 今日は名古屋競馬場で、グランダムジャパン3歳シーズンの重賞・若草賞(名古屋1400m)が行われました。

 南関東から、石崎駿騎手騎乗のクラトイトイトイ(船橋・矢野厩舎)と吉原寛人騎手のハッチャンハッピー(浦和・水野厩舎)が参戦。

 クラトイトイトイは好位内目から進めていって、最後の直線で外に持ち出し差し切り勝ち。ハッチャンハッピーは後方4番手から進めて6着でした。

 レース映像はこちらです。

 グランダムジャパン3歳シーズン第一弾の桜花賞はモダンウーマンが制し、第二弾の若草賞はクラトイトイトイが優勝。

 今後の展開が非常に楽しみです。

 グランダムジャパンのページはこちら

 クラトイトイトイ、おめでとうございます!


 (写真追加)

 現地に行っていた斎藤修さんがうれしい写真を送ってくださいました。貴重なお品を本当にありがとうございます!

 

 

 詳しいリポートは明日夕方以降のウェブハロンにアップされるそうですよ。

 
 

川崎競馬場の桜

 検量前にある桜。

 初日は全く咲いていませんでしたが、

 昨日3日目にはここまで咲いていました。

 

 

 満開までもう少し……(*^_^*)







 

ヤマノカミ

 昨日、クラウンカップに出走したヤマノカミ。

 3コーナー付近で競走中止しました。

 左前肢繋骨粉砕骨折で、亡くなったそうです。

 ご冥福をお祈りいたします。






 

クラウンカップ、ガーニーフラップ優勝!

 3歳重賞レース・クラウンカップ(船橋1600m)は、的場文男騎手に乗り替わった4番人気ガーニーフラップ(船橋・稲益貴弘厩舎)が優勝しました。2着は左海誠二騎手のプレイザゲーム、3着が山崎誠士騎手のディーズプリモ。

 レース結果

 レース映像

 


 稲益調教師は35歳、厩舎を開業して3年目での待望の重賞初制覇です。勝ち星もコンスタントに挙げていて、昨年は2年目ながらも32勝を挙げ、今年は重賞タイトルを引っさげて、さらに何勝するのか非常に楽しみな若手調教師です。

 あえてポーズを取ってもらいましたが、真顔(笑)。

 

 稲益調教師は熱烈な巨人ファン。今日、巨人は負けちゃいましたが、開幕ダッシュを決めて勢いがありますね。公私ともに絶好調!


 担当の篠田剛孝厩務員は船橋競馬場で騎手をしていたので懐かしい人も多いでしょう。一時は牧場で働いていましたが、また船橋競馬場へ戻り、大きな花を咲かせました。騎手時代も含めて初めての重賞勝ちです。

 口取り準備前に、騎手時代の同期だった橋本直哉騎手が篠田厩務員に駆け寄って、2人で笑顔いっぱい!いい光景だったなぁ。橋本騎手も13番人気だったキングスベンチを4着に持ってきましたよ。


 


 そして、ガーニーフラップを重賞ホースにエスコートした的場文男騎手は、これが144つ目のタイトル。59歳6か月、自身が持つ重賞最高齢記録も更新しました。なんてお方だ……。

 的場騎手がガッツポーズをするのはそう多くはないですから。「うれしかったからね」と的場騎手は言っていて、もうすぐデビューしてから43年目に突入する大ベテランの会心の騎乗だったのでしょう。

 


 ガーニーフラップの気になる今後。羽田盃は間隔がないので、東京湾カップから東京ダービーを目指したいそうですよ。


 クラウンカップについてはまた改めて。

 

クラウンカップが行われます。パート2

 パート1からの続きです。

○6枠9番 シャークカイザー(町田直希騎手、川崎・鈴木厩舎)

 大井所属としても走ったダンシングメリーの仔。桜花賞馬シャークファングの馬主様ということもあり、カイザーもサメメンコ着用ですね。

 2戦2勝後6着が3回、きっかけをつかめる1戦になるといいですね。

 

 鈴木調教師「もっと気持ちが入って欲しいので、普段の調教でゲートから出したり、今回は深めなブリンカーを着用予定です。もっと道中楽についていけるようになれば」

 担当はフリオーソやディラクエなどを手掛けた波多野厩務員です。


○6枠10番 ガーニーフラップ(的場文男騎手、船橋・稲益厩舎)

 船橋生え抜き馬で7戦4勝。目下2連勝中と勢いは抜群です。今回は主戦の中野省吾騎手が騎乗停止となったため、的場文男騎手が手綱を取ることになりました。最近は差す競馬で勝ち星を挙げていますが、的場騎手がガーニーのどんな一面をひき出すことになるのでしょう。

 今回優勝した場合、ガーニーと稲益厩舎にとっては記念すべき重賞初制覇。的場騎手は自身が持つ重賞最年長記録を更新することになります。いろんな意味でも大きな注目が集まりますよ〜!的場騎手は約半年後には還暦です!

 なお、ガーニーのお顔の印がある場所と尻尾の短さにもチェック!

 

 稲益調教師「平和賞(6着)に比べると体の使い方が上手になってきて、それが終いの脚につながってきたと思います。道中フワフワするところが課題で、しっかりハミを噛んでくれれば。行きたがらないので距離は延びてもいいと思っています。ちょっと物見をするところはあるので、初コースは鍵ですね」

 元騎手の篠田厩務員が調教に乗ってお世話もしている馬です。「ヤンチャな馬ですが、2歳の頃に比べるとだいぶ落ち着きも出てきました。赤岡騎手が騎乗して差す競馬も板についてきて、普段の調教でも重心を変えるようにしながら瞬発力も増してきたと思います。体調は問題ないので頑張って欲しいですね」


○7枠11番 デフィノワール(川島正太郎騎手、浦和・小久保厩舎)

 外厩馬として千葉県のエスティファーム小見川でトレーニングを積んでいます。中央1勝から南関東へ移籍し4戦目。ダートグレードレースで大活躍したトーセンブライト産駒です。

 

 小久保調教師「先日見てきましたが具合はよさそうです。前回はリズムがよくなかったので今回は気持ちよく走れれば。先行力もあるしコースも問題はなさそうです」


○7枠12番 ラブレオ(吉原寛人騎手、大井・的場厩舎)

 さぁ、大物君と期待が高まるラブレオが南関東の一員になって初登場。中央では4戦1勝2着2回。な・なんと!!!のちのアーリントンカップの勝ち馬レインボーラインを抑えて優勝経験があるのです。

 ラブレオの走りはこれからクラシック戦線に挑んでくる他陣営もかなり注目していました。芝で走ってきた馬なので、初めての地方のダートをどうこなすのか……。もしそれがこなせれば、あっさりがあっても何ら不思議ではありません。2月中旬に入厩以降、当初からクラウンカップ始動予定で調整が進められてきました。

 くりんとした耳がチャームポイント。

 

 的場調教師「ここまで順調に仕上げてこれました。調教に乗ったり見たりしている感じでは、粘り強く、長くいい脚を使えそうです(調教は的場調教師と横川怜央騎手が乗っているそう)。今回は転厩初戦、初ダート、初コース、初左回り、初ナイターと初物尽くしなのでいい経験になってくれれば。乗り味はダートも合いそうですが、こればかり(ダート適性)はレースで実際に走ってみないとわかりません。これからのクラシックレースに向けてもいい走りをして欲しいです」

 鈴木厩務員「大人しくて優しいし、いいやつですよ。大きいけどバランスも取れていて、馬っぷりもいいです。調教を重ねていくごとに気持ちも入ってきてよくなってきました。初ダートは実際に走ってみないとわかりませんがこなして欲しいですね」


○8枠13番 アンビリーバボー(真島大輔騎手、川崎・佐々仁厩舎)

 桜花賞馬モダンウーマンで勢いにのる佐々木仁厩舎。牡馬ではアンビリーバボーを送り出してきます。北海道から南関東へ。母のキスミープリーズは中央と新潟、川崎で長きに渡って走り、母になってからはキスミープリンスを送り出しています。
 
 佐々木調教師&栗栖厩務員は2年前のクラウンカップの勝ち馬ワタリキングオーを手掛けていますよ。

 

 佐々木調教師「前回は掛かり気味に行った分終い伸び切れませんでした。テンションが高めでまだまだ子供。これから良くなってくる馬ですがもっと走れていいと思います。能力は高いですね」

 真島騎手「テンションの高い馬ですが、競馬では乗りやすいです。前回は2コーナーからごちゃついたのもあって、すんなりした競馬ができれば。外枠を引きましたが内を見ながらいけるし、自分でも動いていけるのでいいと思います。力はありますよ」

 先ほども書いたように、担当の栗栖厩務員はワタリキングオーを手掛けています。
 

○8枠14番 プレイザゲーム(左海誠二騎手、船橋・林厩舎)

 北海道から南関東へ移籍し、川崎ジュニアオープンを優勝。東京ダービー馬インサイドザパークと同じメンバー(林調教師&左海騎手&栗原厩務員)で手掛けていますが、大先輩に続くことはできるでしょうか。

  

 林調教師「まだ弱いところがあって攻めきれていないので、素質だけで走っている感じです。追い切りをすると反動の出やすいタイプなんですが、今回はその中でも順調にきています。ここ2戦よりやれると思いますし、ヒケは取らない能力はあります。内でごちゃつくのは嫌なので、外枠でよかったです」

 栗原厩務員はインサイドザパークやメイプルスプリングを担当。「気持ちを高めるところがあるので落ち着いてくればもっといいと思います。いいモノは持っている馬ですよ」


 全人馬無事に!

クラウンカップが行われます。パート1

 さぁ、3歳重賞レース・クラウンカップ(川崎1600m)が迫ってまいりました。

 1着と2着には、羽田盃への優先出走権があります。

○1枠1番 ウワサノモンジロウ(森泰斗騎手、浦和・岡田厩舎)

 北海道から南関東へ移籍し、4戦2勝2着1回。前走は逃げてガーニーフラップにタイム差なしの2着になりましたが、負けて強しの内容。勢い抜群の浦和馬たちは、京浜盃で水野厩舎のタービランスが森騎手エスコートで優勝したばかり。モンジロウも続くことができますか?!青毛のとてもきれいな馬です。

 

 岡田調教師「追い切りは野田トレセンではなく初めて浦和競馬場でみっちりかけて、動きも時計もよかったと思います。能力のある馬だし、あとは森騎手に任せます」

 森騎手「ここ2戦は行くもりはなかったんですが、スピードの違いで行ったまでなのでハナにはこだわっていません。川崎コースの内枠はさばきやすいと思うし、ロスなくいけるので最高な枠に入りました。最終追い切りは浦和競馬場へ乗りにいってきましたがすばらしい動きでした。今まで攻めてきていない分、上積みは今まで以上にあると思います」

 吉田厩務員(代表馬 デユールスワローなど)「ここまでレース内容がよくてどんな競馬でもできる感じですね。いい仕上がりですが、輸送は鍵を握るので、本番でも気持ちよく走ることができれば」


○2枠2番 ドンナディヴィーノ(張田昂騎手、川崎・河津厩舎)

 母のウインパレードも川崎・河津厩舎所属、2番仔です。川崎生え抜き牝馬で、重賞初挑戦。河津厩舎はウインバローラスで昨年のクラウンカップを優勝しています。

 

 河津調教師「この間は折り合いを欠いてしまいました。状態は維持しています。資質はスプリンターだと思いますが、折り合いがついて、うまくためていければ」

 担当は鬼沢厩務員です。


○3枠3番 キングスベンチ(橋本直哉騎手、浦和・宇野木数厩舎)

 母のベルモントアイリスは南関東で走った馬(宇野木厩舎所属だったことも)で、伯父のベルモントストームは2004年の京浜盃馬。最近はもう少しの成績が続いていますがきっかけをつかみたい!

 

 宇野木調教師「使い込んでいますが疲れは特に感じません。左回りの方がいい感じもするのでそこに期待ですね。相手は強いですが頑張って欲しい」

 担当は小林厩務員です。


○3枠4番 ヤマノカミ(石崎駿騎手、船橋・佐藤賢厩舎)

 母のエムワイスカレットは大井生え抜き馬でした。繁殖入りし、最初の仔にコーズウェイを送り出し、2番仔がこのヤマノカミ。優秀な仔たちを送り出していますね。

 ヤマノカミは北海道から金沢、南関東へ。金沢では重賞・金沢ヤングチャンピオンを勝っています。このクラウンカップも人気を集めていますよ〜。

 

 佐藤調教師「前走はスタートがよくなかったのでそれも影響しています。今回はゲートで尾っぽを取る予定なので、スタートをうまく出て、4・5番手くらいについていければ、ヒケは取らない力はあると思います」

 担当の青田厩務員はテンセイフジを手掛けた方です。


○4枠5番 ハキーム(本橋孝太騎手、船橋・矢野厩舎)

 母のレインボーアルファは船橋で走り、中央入り。ハキームはトウホウエンペラーの甥っ子にあたります。船橋デビューで2戦2勝としましたが、その後はもう一歩、ここはどんな走りを見せてくれるでしょうか。

   

 担当はサミットストーンでもお馴染みの中野厩務員です。


○4枠6番 ディーズプリモ(山崎誠士騎手、川崎・内田厩舎)

 桜花賞馬イチリュウの姪っ子で、3戦3勝と負けなし。内田調教師と担当の小竹厩務員のコンビは、5年前の勝ち馬ナターレを手掛けています。偉大なる先輩牝馬に続くことはできるでしょうか。

 

 内田調教師「牡馬を相手に胸を借りるつもりですが、負けていないというのは強さで、奥が深くて力のある馬です。位置取りは行けるなら行ってもいいし、ハナにこだわっていませんが、乗り役に任せます。時計はもっとつめられると思います」

 小竹厩務員(岩手の騎手時代は名馬に多数騎乗し、厩務員になってからはナターレが代表)「乗った感じは背中とバネ、跳びがいい馬です。フワフワッと無理な力を出さないで走るところはナターレに似ていますね」


○5枠7番 ケイエスソード(矢野貴之騎手、川崎・鈴木厩舎)

 川崎生え抜き馬。展開の鍵を握る1頭で、今回もスピードを生かして積極的な走りが見られるのでしょうか。

 

鈴木調教師「2走前は初めての右回りだったので度外視で、もっと走れていい馬です。今回もこの馬の競馬に徹して、逃げさせます」

 担当はビービーバーニングやイシノダンシングなどを手掛けた古澤厩務員。



○5枠8番 ワールドプリンス(今野忠成騎手、浦和・小久保厩舎)

 アイルランドのゴフズオービーセール出身馬。能力はあるそうですが、まだまだ真剣に走っていないそうで、力を出し切った時の走りを見せて欲しいと思います。

 小久保調教師&今野騎手&橋本厩務員は、昨年の東京ダービー馬ラッキープリンストリオです。

 

小久保調教師「前走は手前を替えないところもあったそうで、まだ弱い面もあって発展途上の部分もあると思います。レース後のダメージはなかったので出走させることにしました。それでもまだ本気で走っていないのでもっと走れるはずです」

担当はラッキープリンスをはじめ、クレイアートビュンやキスミープリンスなどを手掛けている橋本厩務員です。


パート2に続く。
 

川崎競馬騎乗変更について

 今日は中野省吾騎手が8鞍とも騎乗停止となりました。

 詳しいことは川崎競馬のホームページに出ております。こちら

 明日の乗り替わりについても発表されています。こちら

 クラウンカップ有力候補の1頭ガーニーフラップ(船橋・稲益厩舎)は、的場文男騎手が初騎乗。的場騎手は自身が持つ最年長重賞勝利の記録を更新するのでしょうか?!

 
 また、仲野光馬騎手も乗り替わりました。急性胃腸炎とのことです。お大事にしてください。
 

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