大井競馬場は34度。
開催3日目に続いて、今日もミニミニクラブのポニーとミニチュアちゃんが内馬場に出動しますよ!
出動前に、一番のチビチビ・コウメがつまみ食いしているところをパチリ。
暑い中大変ですが、お馬さんたちもスタッフの皆さんも頑張ってくださいねm(__)m
昨日行われた超豪華メンバーのサンタアニタトロフィー(大井1600m)。
中央からの転厩初戦だったクラシカルノヴァ(大井・渡邉厩舎)は右前球節炎のために出走取消。あくまでも大事を取ってのものということで、今後は東京記念に向けていくそうです。
レース結果、レース映像。
さぁ、レースはソルテ(吉原寛人騎手、大井・寺田厩舎)があまりにも強すぎましたね。トップハンデの57.5キロも良馬場も右回りも、何より暑さの得意ではない馬ですがこの時期にも耐えて、全てをクリア。
2歳時はハイセイコー記念、3歳時にニューイヤーカップ、そしてクラシック路線は能力の高さで長距離もこなしてきましたが、その後はマイル戦にシフトして素質がさらに開花。
なかなか勝ちきれない時期もあった中で、「ひとつきっかけがつかめれば違うと思う」とコンビを組んでいた吉原寛人騎手の言葉が思い出されますが、川崎マイラーズで初古馬重賞を制すると、京成盃グランドマイラーズ、そしてこのサンタアニタトロフィーと重賞3連勝。なかなかできることではありません。
全頭パドック↓
ガラケーの方
レースはトーセンアドミラルの2番手を楽にキープ。
3コーナーから4コーナーにかけて先頭に変わると、最後は中央から転厩初戦となった実績馬ケイアイレオーネも食らいついてきましたが突き放し、2馬身半差をつけての完勝。タイムは1600m1分38秒8(良)。
検量前の様子はこちら。調教パートナーの上田健人騎手も出迎えました。
上田騎手は言っていました。フジノウェーブ記念(12着)は今思えば本当に残念な結果に終わってしまったんですが、これは大外枠で流れに乗り切れなかったということよりも、馬の仕上がりが120%になってしまい、当日はかなり気持ちを高めていて力みが出たことも影響したと。
その反省を踏まえ、レース前までに90%の仕上がりで、当日に100%になるような調教を心がけてきたそうです。それからオープンレースも含めれば目下4連勝の負けなしですよ。今のソルテの強さを語る上で、上田騎手の存在も絶大です。これは、寺田調教師も川合厩務員もいつもそばで関わる皆さんが言っていることです。
ガラケーの方
上田騎手も入っての口取り撮影。もしかしたら、ソルテの口取りには初めて入ったかな。。。その辺りも改めてお聞きしたいと思います。
「今日は外にも内にも行きたい馬がいたので、流れに乗せたいという気持ちでした。ゲートから出していったので、前半はハミを噛み過ぎて、終いの伸び脚に影響しなければいいなと思っていたんですが、最後までしっかり伸びてくれたし、馬も力をつけて充実しています」(吉原騎手)。
「強かったですね。いつもより落ち着いていて馬はできていたと思います。厩舎関係者、装蹄師さん、獣医師さん、上田健人君のお陰です。この後は夏休みに入って、マイルグランプリから始動予定です」(寺田調教師)。
大井生え抜き&南関東生え抜きソルテ、こつこつと積み重ねてここまで上りつめました。名前の由来はポルトガル語で幸運。一戦ごとにどんどんたくましくなって強くなっていくソルテの走りが見られること、わたしたちファンにとって何よりの幸せです。そして、ソルテの存在は、大井の、南関東の宝です。
「ソルテ、青草をいっぱい食べていい夏を過ごしてきてね!これからもっともっと大きな夢を託していきたいよ〜!」
サンタアニタトロフィー優勝おめでとうございます!
ソルテ 5歳牡馬
馬主 (株) フロンティア・キリー様
生産 下村 繁正様(新ひだか町)
父 タイムパラドックス、母 ヒノデモンテローザ、母父 マルゼンスキー
大井・寺田新太郎厩舎