パート1からの続きです。
ジェネグラ君が引き返してくるときの表情をご覧ください。何度もお伝えしていますが、ほんと、ケロッとした表情で帰ってくるんですよ。。。どんな心肺機能をしているんでしょう。(
携帯の方)
担当の中内厩務員は過去にネイティヴハートを手掛けたことでも有名ですが、今回はジェネラルグラントとガンマーバーストの2頭出しでした。
パドックでは、草食動物だけど肉食ちっくなジェネグラ君の方を引っ張っていたんですが、レースが終わると、口取り撮影にも表彰式にも出ないで、ガンマーバーストと帰っていったんです。。。
勝ったらたくさんの人が集まって、自然と称えられるのが勝負の世界です。でも、2頭のうちどちらか1頭は、その華やかな舞台に立てない……。最初から、負けた方を引いて帰ろうって思っていたそうです。普段から気持ちのすごく優しい厩務員さんなんですが、そんな愛馬たちへの思いやりにジーンときてしまいました。ガンマーも中内厩務員がそばにいてくれて心強かっただろうなぁ(涙)。
さて、ジェネラルグラントの気になる今後。
ゆっくりとローテーションを組んでいきたい馬だそうで、この後は再びリフレッシュ放牧に出すプランもあったそうですが……これからオーナーさんと考えていくそうですよ。詳しいことがわかりましたらこちらでもお知らせしますね。
「いずれは中央馬とも挑戦してきたい(マイルくらいまでで)」という出川調教師。記者さんが、「かしわ記念や南部杯ですか?」と言っていたので、わたしも便乗して、「フェブラリーSですか?」と聞いてみました(笑)。「そのくらいの資質は持っている馬だと思っています」と出川調教師の頼もしいコメント。
まだ4歳、これからが本当に楽しみです。
一方、ソルテにとっては惜しい結果になりましたが、すばらしいパフォーマンスでしたね。ソルテが初めてジェネラルグラントと戦ったのは、2年前の全日本2歳優駿でした。そのときはジェネグラ君2着、ソルテ7着、0.6秒差をつけられました。そして、今回は0.1秒差まで詰め寄ったんです(ジャパンダートダービーは先着していますが)。大井生え抜きソルテの成長力も本当にすごいです。
「最後差し切れるかなぁとも思ったんですが、2頭とも伸びているんですよね。初めての58キロも問題はなかったし、1400mも競馬はしやすくて終いもしっかりしています。今日のところは相手が強かったですが、逆転できると思って巻き返したいです」と和田譲治騎手。
フジノウェーブが第一回東京スプリング盃を制したのは2010年でした。
その同じ年に生まれたのが、ジェネラルグラントとソルテです。
フジノウェーブはあまりにも偉大すぎる先輩ですが、一歩でも二歩でも近づけるように……。若き2頭がこれからの南関東戦線を引っ張っていって欲しいと願います。ジェネグラ君、ソルテ、頼みましたよ!!!
フジノウェーブ記念 優勝おめでとうございます。
ジェネラルグラント 4歳牡馬
馬主 (有) サンデーレーシング様
生産 ノーザンファーム様(安平町)
父 ロージズインメイ、母 グリントウィーク、母父 スペシャルウィーク
詳しい振り返りと全頭コメントは大井競馬のホームページ重賞情報で紹介させて頂きます。
フジノウェーブへの思い出はまた改めて書かせて頂きたいです。