明日の川崎新馬戦と能力&調教試験には・・・

  こんばんわ〜。今日の首都圏は一日雨でした。川崎競馬開催中ですが、お客様、お馬さんたち、関係者の皆さん、本当にお疲れ様です。

 さて。明日は川崎で能力&調教試験が行われます。

 前開催の2歳能力試験で1番時計だったのは、800m50秒でぶっち切りのスピードで駆け抜けたブートニア(川崎・山崎厩舎)。 結果はこちらでご覧ください(パソコンの方用)。

 明日の新馬戦に登場していますよぉ。

 ブートニアは父アドマイヤコジーン、母がブーケドレーヌ、母父はフレンチデピュティという血統の2歳牡馬。5代母にはシラオキがいます。馬主さんはキャロットファームさんなので、たくさんの会員さんたちが明日のデビューを楽しみにされていることでしょう。明日も能力試験のときのような走りを見せて欲しいですねぇ〜。

 スッピンのブートニア↓


      ブートニア





 さて、明日の能力&調教試験では、豪華な面々が勢ぞろいしていますよ。大井からはユングフラウ賞の勝ち馬バックアタック(大井・宗形厩舎)がやって来ます。ここから、TCKディスタフ、ロジータ記念というローテーション予定です。




 東京ダービー馬ドリームスカイ(川崎・内田厩舎)も登場しますよ。

 こちらは豪華な2ショット。向かって左のお食事中なのがドリームスカイ、右には東京プリンセス賞&関東オークス4着のケルナーカーニバルです。ケルナーは現在厩舎で調整中ですよ。


   ドリームスカイ




 南関東に新しい仲間がやって来ました。

 08小倉2歳S2着など芝の短距離戦線で活躍してきたコウエイハート(川崎・八木正厩舎)です。鹿児島産まれの4歳の女の仔。担当はトキノコジローやコウエイノホシなどでもお馴染の坂下厩務員です。

 スッピンのコウエイハート(^^)↓


         コウエイハート


 南関東のダートに合うといいですねぇ。





 そしてそして、3歳牝馬オウカランマン(船橋・齋藤厩舎)が中央未勝利からの仲間入りです。実は先日、地方競馬に登録する検査を行っていたところに遭遇しました。この検査は地方競馬所属になるために必ず必要なものなんです。全馬が受けるんですよ。


 検査をしてもらっていたオウカランマンちゃんのお顔に何かついているぞ。↓



    オウカランマン




 お花がついていたぁ〜(*^。^*) ちゃんとお顔の印もチェックするので、メンコを上げて入念に確認中。


           オウカランマン



 「名前がオウカランマンだから、いつも花をつけているんだぁ〜」と伊藤厩務員。一緒にカメラ目線(^^ゞ


   オウカランマン



 ということで、明日の調教試験でも、このお花はついているんだろうかぁ〜と個人的にはかなり気になっているところです(^。^)





増田充宏騎手の人前結婚式のお知らせ!

 先日もご紹介しました増田充宏騎手の人前結婚式が刻々と近づいてきましたよ。

 詳しいことはこちらをご覧ください。

 10月3日(日)はたくさんの皆さんと、増田夫妻の輝かしい門出を祝福しましょう\(^o^)/

鎌倉記念、キスミープリンス優勝!

  2010年南関東2歳重賞レースが始まったぁ〜\(^o^)/

 鎌倉記念(川崎・1500m)は他地区4頭を含めて14頭によって争われました。ここ最近の重賞レースは横断幕がとってもにぎやか〜。今日も鎌倉記念に関連した横断幕がズラリとありました。↓

 

  横断幕


  横断幕



 優勝したのは、戸崎圭太騎手を配した3番人気キスミープリンス(浦和・小久保智厩舎)。お母さんのキスミープリーズは川崎で走っていたお馬さんですねぇ。懐かしい!

 さて、皆さん、覚えていますか?2010年南関東最初の新馬戦を優勝したのも、このキスミープリンスだったんです。そのときの模様はこちらで、まだあどけないお顔が印象的です。ということで、新馬戦に続いて、重賞レースも南関東2歳の1番乗りとなりました。


 クレイアートビュンの橋本厩務員が担当ですが、「普段はビュンより気性が激しい」というキスミープリンス。「でも、競馬場に来ると落ち着いている」(橋本厩務員)とのことで、パドックでも堂々たる周回が印象的でした。戸崎騎手もレース後に、「能力試験のときから乗せてもらっていますが、どっしり構えた馬で競馬センスがあるのは強み」と言っていましたが、キスミープリンスはしっかりとメリハリのつくお馬さんなんですねぇ。

 体は増減なしの442キロ。


   キスミープリンス



    キスミープリンス



           キスミープリンス


 勝ちタイムは1分36秒1(重)です。「この馬はどこからでも競馬ができると思っていたし、前走はもまれながら直線でいい脚を使って伸びてきたのでそれをイメージして乗りました」(戸崎騎手)。道中は好位内めから追走していき、4コーナーで外に持ち出すと一気に伸びていきました。「終始雰囲気良く走ってくれたし、ずっと反応してくれていたので、道が開けば伸びてくれると思っていました」(戸崎騎手)。勝ちタイムは1分36秒1(重)。


 鎌倉記念は今年で9回目を迎えましたが、初めての浦和勢の優勝。そして、浦和生え抜き馬が南関東2歳重賞を制したのはいつ以来??んっ?あれ?わたしがこの世界に入らせて頂いてから記憶になかったもので調べてみたところ、98平和賞を優勝した浦和生え抜きのアスキットマジックまで遡るみたいです(即席で調べたので違っていたらすいません)。わたしは99年からなので、記憶になかったんですねぇ。

 ということで、12年ぶりとなる浦和勢の2歳重賞レースの口取りです。口取りはせとPさん撮影↓



    キスミープリンス



    キスミープリンス



 「いつも(重賞レースは)うれしいけど、2歳っていうことでもっとうれしい。前回の負けがいい勉強になったと思います。手先がものすごく軽くて、それで全身で走って推進力がとてもいい馬なんです。これから人馬ともにいろいろ勉強していきたいですね」と小久保調教師。


 これで全日本2歳優駿への優先出走権をつかんだんですが、ハイセイコー記念なども含めて、今後についてはまったくの白紙だそうです。夏場に頑張ってきたということもあり、あくまでも体調面を見て慎重に決めていくそうですよ。


 今日の勝利は、浦和勢にとって非常に価値のあるものだったと思います。というのも、キスミープリンスは今日の勝利でど〜んと賞金加算をしましたので、このまま無事にいってくれれば、クラシックへ出走することを確実なものにしたんです。

 浦和所属馬の羽田盃出走は2年前のミサトアンバード以来となりますが、東京ダービーとなると01年のミキノポテンシャルに遡ります(即席で調べたので違っていたらすいません)。あくまでも無事に進んでいけばですが、来年は10年ぶりに東京ダービーに浦和勢の姿が見られるかもしれない!!!そんないろんな夢が託された大きな勝利となりました。

 あはは(^^) かなり気が早くて、来年の話しをしちゃってすいません(^^ゞ でも、ワクワクさせてくれるお馬さんが誕生してくれました。


 
 鎌倉記念優勝 キスミープリンス 2歳牡馬

 馬主 国田正忠氏
 生産 成隆牧場(浦河)

 父 ノーリーズン、母 キスミープリーズ、母父 フジキセキ

 調教師 小久保智
 騎手  戸崎圭太
 厩務員 橋本幸逸




 
 2着は左海誠二騎手が騎乗した2番人気シービスティー(船橋・岡林厩舎)。左海騎手のお話しによると、4コーナー付近で他馬から接触を受けたことで完全に控える形になったそうです。道中の反応は想定内で、差せるという手応えで上がっていけたので、勝負所でのあの不利は痛すぎたとのこと。いつもはポーカーフェイスの左海騎手が検量前に帰ってくるなり感情をあらわにしていたくらいなので、シービズティーにとっては残念な結果に終わってしまいました。

 体は12キロ増えていましたが、調教をしっかりした上での成長分なので、太め感はまったくなく、馬の雰囲気はとても良かったと思います。力のある所は見せてくれたので、巻き返しを期待しています。フットワークの大きい仔なので、今度は広いコースでも見てみたいです。


    シービスティー


 

 3着は5番人気のヴェガス(川崎・八木仁厩舎)。「シャドーロール効果は出たと思う」と酒井忍騎手。


   ヴェガス



 4着には10番人気だった牝馬のオリークック(大井・荒山厩舎)が入りました。「競馬を見ていても器用な馬だなと思っていたから、うまく立ち回れればこのくらい走れると思っていた。乗り方次第では2着もあったね」と坂井英光騎手も褒めていましたよぉ。

 次のローレル賞が楽しみですよ〜。



 5着は4番人気のライバック(川崎・河津厩舎)。「町田(町田直希騎手)は外を周り過ぎたと言っていたけど、この重馬場だもんなぁ〜。それでも最後はしっかり伸びてきたし、悲観する内容じゃないと思うよ。これから良くなってくる馬だから楽しみにしている」(河津調教師)。



 今野忠成騎手が騎乗した1番人気のサントメジャー(北海道・堂山厩舎)は残念ながら13着でした。「左回りだなぁ〜」と堂山調教師。ネット映像でも外にふくらんで走っていくサントメジャーの姿が映し出されていました。力いっぱい走れていないこともあり、レース後は馬も元気だったそうです。急カーブの左回りコースというのは、高いハードルになってしまいましたが、また挑戦して頂きたいと思います!





 南関東4場対抗重賞タイトル争奪戦は・・・浦和1勝で、

 船橋  13勝

 大井  12勝

 川崎  3勝

 浦和  3勝


 浦和が川崎に並んだぁ!


 次は10月6日の東京盃、7日の東京記念と連チャンですよ!




鎌倉記念が行われます。

  こんにちは〜。南関東もいよいよ今年度最初の2歳重賞レースが行われます。鎌倉記念(川崎・1500m)には、他地区4頭を含めた14頭が集まりました。来年のクラシックで活躍する仔がいるかもしれない・・・そんな夢を持って見るのも楽しいですねぇ。

 今日の首都圏は晴れているので、馬場も回復してきて重馬場になっています。さらにこれから良くなる可能性もありますので、各自でご確認をお願いします。



 北海道勢3頭に関しては、こちらに書かせて頂きましたのでご覧くださいね。


 オッズはかなり拮抗しているようで、今回も難解な一戦となりました。まだまだ未完成な2歳馬たちですから、それぞれに秘めた可能性はたっぷりありますからねぇ。


 ここでは迎え撃つ南関東勢の話題を紹介しましょう。



 初コースだった若武者を優勝した左海誠二騎手騎乗のシービスティー(船橋・岡林厩舎)。唯一負けたのは新馬戦で、出遅れて3着。それ以外はパーフェクトの成績です。

 以前書かせて頂いたと思いますが、デビュー前から「2歳離れした馬がいる」と他厩舎の皆さんからも声が上がっていたお馬さんでした。

 担当している三間厩務員はパフィオペディラムを手掛けたことでも知られています。「最初見たときに古馬かと思った(苦笑)。2歳離れしていて雰囲気がある馬だなぁって。まだ速い調教をしていないときから、心臓はすごく強い馬だった」(三間厩務員)。

 前走は初めて船橋以外での競馬だったんですが、「初めての場所というよりも初ナイターがどうかなと思っていたけど、まったく動じなかったね。輸送では寝ていたくらいだよ(笑)」(三間厩務員)と大物ぶりを発揮していたようです。

 デビューした頃に比べると背丈が大きくなったような気がします。でもでも、スッピンはこんなにあどけないかわいいお顔をしているんですけどね(^^)


         シービスティー


 しかし、今回はこのかわいいお顔をブリンカーでしっかり覆う予定です。というのも、前走後に左海騎手が「道中はフワフワしていたし、先頭に立ったら特にフワフワしていた」と言っていて、もっと集中して走れるようにブリンカーを着用することにしたんです。

 ということで、前走は猛追してきたライバックにクビ差迫られましたが、シービスティー自身はまだ余裕のある走りでした。

 本追い切りでは東京記念に出走予定のライジングウェーブ先輩と併せて先着。もちろんライジング先輩の方は持ったまんまの手応えではあったそうですが、古馬のオープンの先輩と走れたことは財産でしょうね。まだまだデビューしたばかりの2歳ちゃんなんですから。


 「来たときからスケールの大きい馬だと思っていた。1頭になるとフワフワしても、隣に馬がいればいくらでも走れるのはいい所だね。あとは相手関係」と岡林調教師。




 若武者賞で優勝したシービスティーがまだまだ余裕のある走りだとしたら、クビ差迫ったライバック(町田直希騎手騎乗、川崎・河津厩舎)は、実は不利があって自分の力を出し切れなかったんです。2頭ともいいライバル関係だぁ〜。
 
  「スタートで狭くなったし、3コーナーでも狭くなってしまって。不利がなければ、もっといい勝負ができたと思います」と町田騎手。

 町田騎手&河津厩舎と言えば、厩舎の大将最強のB1馬コスモヴァシュランとのコンビでもお馴染ですが、ヴァシュラン先輩が重賞3勝目を挙げたばかりで勢いに乗りますよ。

 スッピンのライバックはこのようなお顔です。前髪はパヤパヤタイプ(^^) ちと睨まれてしまいましたが、担当の榎厩務員のお話しでは、素直で扱いやすい男の仔なんだそう。遊び道具のりんごがボコボコにつぶれてる(^^)



   ライバック


  担当の榎厩務員は川崎の数少ない女性厩務員さんですが、厩務員になって11年で初めて重賞に挑戦だそうです。「重賞はなかなか出られるレースではないので、楽しみだしうれしいです」とニッコリ。


 末脚身上のライバック。後ろからいく馬なので、どうしても展開に左右されますが、さばききれたときのあの脚は怖いですよぉ〜。

 「変わらずに順調にきているよ。この間のように長くいい脚を使う競馬になるだろうね。馬場は回復して欲しいんだけど・・・」と言っていた河津調教師。徐々に回復してきているのは、ライバックにとってもいいでしょうねぇ。



 戸崎圭太騎手を配したキスミープリンス(浦和・小久保厩舎)も楽しみな1頭ですよ。前走は初他場での競馬でしたが、かなり厳しいレース展開になりながらも2着に入りました。負けはしましたが、内容はとても良かったと思います。

 当初から、この鎌倉記念を目標に取り組まれてきました。かなり男の仔ちっくなエネルギッシュな顔立ち(ひげがもりもり(^^))のキスミー君↓



    キスミープリンス


 「涼しくなってきて馬は元気になっているよ。この間は残念だったけど、ひるまずに競馬ができたのは立派だったと思う。今回は積極的な競馬をさせるつもりだけど、普通に力を出せればヒケは取らないんじゃないかな」と小久保調教師。

 担当はクレイアートビュンでもお馴染の橋本厩務員ですよ。



 
 時間もそろそろ迫っていますので、他に上位人気の2頭をご紹介しましょう。

 ヴェガス(酒井忍騎手、川崎・八木仁厩舎)は「普段の調教ではそんなに頭を上げたりしないのに、レースでは砂をかぶるとずっと頭を上げたままになっちゃうからね。その時間が長いから。今回はシャドーロールを着けて、ゲート裏でメンコを取って反応を見ようと思う。追い切りの動きは良かったし、これでどんな走りをするか見てみたい」(八木調教師)。


 ブルーサイレンス(山田信大騎手、川崎・足立厩舎)は「新馬戦から2戦目で一気に距離が延びてもあれだけの競馬ができるんだから力はある馬。前走は1コーナーで下げたことで行く気をなくしてしまったから腑に落ちない結果だった。もっと積極的な競馬をさせたい」(足立調教師)。




 14頭みんな無事にがんばれ〜!

 
 2歳重賞レースのはじまりで〜す!



 

    

小町特別を振り返る。前住マイケル和寿2連勝!そして・・・

  今日というか日付は変わっちゃったので昨日になりましたが、今後の2歳戦に向けて楽しみな小町特別(川崎・1500m)が行われました。

 優勝したのは、前住和寿騎手が騎乗した10番人気ジャクソンライヒ(川崎・鬼沢厩舎)。軽快な逃げを見せ、そのスピードは最後まで衰えることはありませんでした。勝ちタイムは1分36秒2(不良)。この日の1500m戦は4レース行われましたが、一番速い時計でした。

 新馬戦900mから一気に距離が延びてのこの結果は立派だと思いますよ。

 少々怖がりの面がある仔だそうで、体重計を測る場所に入るのが苦手だそうで・・・。ということで、新馬戦に続いて今回も体重は測れませんでした。一体何キロくらいあるんだろう。お尻のダイヤマークがおしゃれさん(^^)


   ジャクソンライヒ



 ジャクソンライヒ


 「返し馬で入れ込んでいましたが、レースでは物見をしていてフワフワ走っていました。まだ上積みはありますよ」と前住騎手。

 新馬戦時よりもソエの具合は良くなっているものの、それでもまだ気にしながらの走りなので、直線での手前の変え方は気にしながらだったそう。まだまだこれから楽しみです。


 「キングオブライヒのときもそうでしたが、夢を見ちゃいますね」(前住騎手)。

 新馬戦とこの2歳特別戦で2戦2勝。前住騎手にとっても、大きなチャンスです。以前、新馬戦リポートでお伝えしました(ここ)が、ジャクソンライヒという名前は、前住騎手の歌手活動時の名前からオーナーさんがつけて下さったものだそうです。なんか、運命的ですねぇ〜。

 前住騎手のCDデビューも着々と進んでいるそうなので、近いうちに正式発表があると思いますよ。

 ジャクソンライヒ&前住マイケル和寿・・・あっ、違った(^^) ジャクソンライヒ&前住和寿騎手に今後も目が離せません。





 2着には御神本訓史騎手が騎乗した7番人気ブルーダンシング(川崎・足立厩舎)。中団後方から1頭だけ39秒台の上がり時計で駆けました。


   ブルーダンシング


 「思ったよりペースが落ち着いちゃって前残りになりそうな展開でしたが、最後はこの馬だけが後ろから伸びてきましたからね。初めて乗りましたがいいモノはありますよ。距離が延びてもいいですねぇ」(御神本騎手)。





 3着は今野忠成騎手が手綱を取った5番人気クイーンサバンナ(川崎・池田厩舎)。中団前から徐々に進出しました。


  クイーンサバンナ


 「砂も平気だったし収穫はあったね。まだ上積みはあるし楽しみだよ」(今野騎手)。




 北海道から転厩してきた話題の1頭カイルア(船橋・川島一厩舎)は、好位から進めるも4コーナー手前には手応えが怪しくなり8着に敗れました。

 ただ、2カ月の休み明けや転厩緒戦、初左回りなどなどハンデがたくさんありながらの競馬でした。



   カイルア


 「休み明けだったし、初めての左回りということもあってかゲートを出てからもたれて走っていた。これで変わってくるだろうね。またがった感じとか、重賞を取るチャンスはある馬だと思うよ」と石崎駿騎手。

 今後も見ていきたい1頭です。







 メインレースは戸崎圭太騎手が初騎乗したクラウンカップの覇者ポシビリテ(川崎・河津厩舎)が、休養明けで古馬に初挑戦し、最後の最後に差し切って優勝しました。「前向きでいい馬ですねぇ〜」と戸崎騎手は関係者さんたちにお話しをしていましたよ。



   ポシビリテ


 クラシックをにぎわせたお馬さんたちが、これから本格的に古馬の先輩たちにぶつかっていくんですねぇ〜。


 

 

鎌倉記念出走の北海道のお馬さんたちと頼もしい転厩馬

  それにしても、この首都圏の激しい雨にはまいりますね・・・。うちの近辺は雷もすごいですし。今日の川崎競馬場は、昨日以上に水の浮くような田んぼ状態の不良馬場が考えられます。

 さて、明日の鎌倉記念(川崎・1500m)は、南関東今年度最初の2歳重賞です。ほんと、1年経つのは早いですねぇ。

 昨年は北海道から遠征してきたナンテカが優勝し、2着はここでもドラゴンキラリ(;_;)、3着には北海道から遠征したブンブイチドウという結果でした。

 今年も楽しみな北海道所属馬3頭が遠征してきます。

 昨日午後2時頃に門別競馬場を3頭仲良く出発したそうで、川崎競馬場に到着は今日の朝ということだったので、今頃は川崎競馬場の出張馬房でのんびり過ごしていることでしょうねぇ。長距離遠征本当にお疲れ様です。

 首都圏も急激に寒くなったので、北海道のお馬さんたちにとってはいいコンディションかもしれません。(とは言っても、今日は昨日ほどじゃないですけどねぇ。昨日はマジで寒かった)



 上位人気を集めそうなのが、今野忠成騎手が騎乗するサントメジャー(北海道・堂山厩舎)。堂山芳則厩舎と言えば、3冠馬に輝いたクラキンコを手掛けていることはあまりも有名ですが、キンコのお父さんクラキングオー、3冠馬ミヤマエンデバー(南関東で走ったこともありました)、北海道時代のコンサートボーイなど数多くの名馬を送り出しています。

 今年も2歳重賞レースを連勝中のモエレフウウンジがいますねぇ。

 さて。サントメジャーはフレッシュチャレンジは3着に敗れるも、3連勝を飾って、中央遠征のクローバー賞(芝1500m)では勝ち馬から0、2秒差の4着になるなど、活躍しています。「(クローバー賞は)内心は期待をしていたんです。もっと前で競馬をさせたかったんですが・・・力負けではないと思っています」と堂山調教師。

 そのパフォーマンスを見てしまうと、ここでも非常に楽しみです。

 「門別のインコースでカーブのきつい所で左回りの練習はしてきました。(左回りは)気にはしないでしょう。輸送の面だけですね。力関係では大丈夫だと思っているので勝つつもりです」(堂山調教師)。


 堂山厩舎&今野騎手のコンビと言えば、チョットゴメンナで2年前の平和賞を優勝。チョゴメ君、再び・・・になるでしょうか。



 
 一方、佐藤博紀騎手が騎乗するサクラサケと的場文男騎手が手綱を取るコアレスバトラーは、林和弘厩舎所属です。南関東でもかなりお馴染の厩舎さんですねぇ。東京ダービー馬ビービートルネードや桜花賞馬ショウリダバンザイ、クラウンカップの勝ち馬ポシビリテなどなど数多くの南関東重賞ウイナーたちの基礎を築かれてきた厩舎さんです。

 
 「サクラサケはまだ攻め馬を強くできないので本当に良くなるのは来年だと思います。まだ子供で行きたがる面があるので折り合いは鍵になりますね。コアレスバトラーは新馬戦よりも状態はいい感じです。この馬は真面目さが足りない面があるので、今回はチークを初めて着ける予定です」と林調教師。

 2頭仲良く並んで、左回りの練習を積んできたそうです。

 あっ。サクラサケの馬主さんは林和弘調教師のお父様で元調教師だった林正夫さん。ショウリダバンザイちゃんと同じコンビなんですねぇ。バンザイちゃんも、そろそろ北海道から南関東に帰厩するそうですよぉ!

 それに、サクラサケのお母さんは南関東の牝馬クラシックで大活躍したモエギノマズルということで、個人的には今から会えるのがめちゃめちゃ楽しみなんです。モエちゃんは、03桜花賞2着、東京プリンセス賞2着、関東オークス3着と惜しくもタイトルを取ることはできませんでした。今度は産駒たちに託したいですねぇ。このサクラサケは、モエちゃんが最初にレースに送り出した産駒になるようです。


 林調教師は「2年前にロマで鎌倉記念を使わせて頂いて2着(10番人気)だったんですが、サクラサケもコアレスバトラーもそのくらいの力はある馬だと思うんですが・・・」と非常に興味深いお話しをされていましたよ。

 今は南関東の仲間として奮闘しているロマちゃん。鎌倉記念ですごい脚で突っ込んできた姿はインパクト抜群でした。

 サクラサケもコアレスバトラーも人気は控えめのようですが、北海道2歳勢の底力はやっぱり怖いです。2頭とも、フレッシュチャレンジの勝ち馬ですしねぇ。


 友情出演で、ロマちゃん(大井・阪本一厩舎)に登場頂きましょう。↓


     ロマ


 ロマちゃんの肌は、つるつるすべすべ、とっても心地がいい女の仔なんですよ。北海道の皆さん、ロマちゃんは今も元気に走っていますよぉ〜!



 ということで、北海道のお馬さん3頭についてご紹介しました。あっ、ロマちゃんは友情出演でした(^^)


 長距離輸送のハンデはありますが、今はとにかくゆっくり過ごして、明日は力いっぱい走って、南関東勢とガチンコ対決をして欲しいと思います。

 

 さぁ、北海道つなりで・・・今日の小町特別(川崎・1500m)がこれまた楽しみな1戦です。先ほどもご紹介した北海道の有力2歳馬モエレフウウンジを新馬戦で破っている牝馬のカイルア(船橋・川島一厩舎)が南関東初出走。石崎駿騎手との新コンビです。

 舌をペロリと出して余裕の表情の?カイルア↓


   カイルア


 この後はローレル賞を予定していますが、まだ1戦しかしていないために、次に進むためには、なるべく賞金は加算させたいところ。ちまたでも能力は相当なものと言われていますが、今日はどんな走りを見せてくれるんでしょう。この馬場がどう影響するかな。

 



 
 

うまレター9月号

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今月のうまレターには、南関東にゆかりのある話題がたくさん紹介されていますよ。


南関東から中央の芝に挑戦してオールカマーを優勝したジョージモナークのふるさと・厚賀古川牧場さんが登場しています。ジョージの懐かしいお話しが紹介されています。


また、乗馬になった名馬たち特集で、京浜盃馬ディラクエが紹介されています。現在は札幌市の乗馬クラブ『モモセライディングファーム』で第2の馬生を送っているそうです。元気でよかった!


新馬を優勝したシルクゴライアスやカキツバタロイヤルの父ロイヤルタッチの話題も!


うまレターは各競馬場などに置いてありますので、まだご覧になっていない方は是非手に取ってみて下さい。

わたしも毎月楽しみにして愛読させて頂いています(^^)

続コスプレ誘導馬といろんな話し。

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さっきアップしたんですが、携帯からは写真2枚はアップできないみたい。

もう一枚アップします。こちらもジョイ君がお仕事中。



岩手のレースではロックハンドスターさんが負けちゃいましたが、次からがいよいよ3歳2冠目ですからね。楽しみにしています。


それにしても今日の川崎は寒い〜。みんなから、『岩手の方が寒かっただろ』と言われましたが、とんでもない。今日の首都圏の方が比べものにならないくらい寒いです。温かく観戦しましょう。


昨日の岩手遠征組はみんな無事に帰ってきたそう。よかった、よかった。

コスモヴァシュランの河津調教師に、「(河津先生は)疲れていませんか?」と聞いてみたところ、「なんでだよ。全然疲れてないよ浦和に行ったくらいだ」と河津調教師。さすがエネルギッシュでいらっしゃる(^^ゞ


さて。鎌倉記念の北海道の関係者さんたちに電話取材させて頂いたので、家に帰ってから書きますね。


休憩終わり〜。また取材に戻りますo(^o^)o

コスプレ誘導馬

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今日一日は装い新たな川崎競馬場のコスプレ誘導馬。
前半の誘導担当ジョイ君ことトゥインクルジョイ。

頭を見てみて〜(o^_^o)

ピカピカは光らないそうです。

関係者の皆さんからも大うけです。コスプレ誘導馬君たち、何でもなりきりますね(*^_^*)


後半レースは、コスプレ誘導馬の重鎮ユウ君がお仕事を頑張っていますよ。

岩手県知事杯OROカップを振り返る。そして・・・

  ということで、速報でもお伝えしましたが、南関東から4頭が参戦した岩手県知事杯OROカップ(盛岡・芝1700m)は、町田直希騎手騎乗の2番人気コスモヴァシュラン(川崎・河津厩舎)が優勝しました。芝での走りは本当にすごい!!!川崎競馬の番組さんにクラスを調べて頂いたら、これまではまだB2だったそうで、この勝利でB1に上がったそうですよ。最強のB2馬から最強のB1馬に上がった瞬間でした。


 パドックでも青鹿毛の馬体は抜群の雰囲気を醸し出していました。

 スタート後は最後方から進めるも徐々に進出していき、一番の上がり(36秒8)で駆け上がり、ヴァシュランの強さだけが光ったと言ってもいいほどのパフォーマンスでした。勝ちタイムは1分47秒4(良馬場)。



   コスモヴァシュラン



  コスモヴァシュラン



  コスモヴァシュラン



  コスモヴァシュラン


 肩掛けもこれで3本目。最強のB2馬ヴァシュランも慣れた感じで似合っています。

 「今日はうまく乗ったな」と河津調教師はレース後に引き上げてきた町田騎手に言っていましたが、「去年はうまく乗れなくて5着でしたから。同じミスはしないように、今年はうまく乗ろうと思っていました。今年は先生も僕も思っていた通りに出たなりの競馬で、たまたま最後方からになった感じです。うまく馬群をさばけて良かった。勲さん(リュウノボーイ)の後ろをついていこうと思ったんですが、手応えが怪しくなっていたので、3コーナーで外に出しました」と町田騎手。


 前走の札幌日経オープン(札幌・芝2600mは、ヴァシュランらしからぬ折り合いに欠いてしまい、しんがり負けをしてしまいました。そもそもその後はオールカマーに参戦予定だったんですが、結局はこのOROカップにローテーションを変更した経緯があります。 「今日はペースも流れていたしそういう素振りはなかったです」(町田騎手)。


 
 ヴァシュランと言えば、お父さんは短距離馬のマイネルラヴですが、自身はバリバリのステイヤーの印象をこれまでは抱かせていたので、この1700mでの重賞タイトルは大きな財産となりました。適性距離に関しては、「2400mだと終始手応えが良くて、今日の距離では逆に合図を出してあげなきゃいけないので、長い方が乗りやすいかな」(町田騎手)。


 河津調教師のお話しでは、あくまでも予定だそうですが、この後は10月23日の富士S(東京・1600m)も選択肢の中に入っているそうです。


 それにしても、本当に魅力的なお馬さんですよねぇ。芝でのこの走りを見ちゃうと、今度はダートも見てみたい!って思うんですが、河津調教師のお話しでは、走りは芝向きなので、やっぱり芝だからこそこのパフォーマンスなんだそうですよ。南関東の個性派コスモヴァシュラン、これからも緑の絨毯を求めて遠征をし続けるんでしょうねぇ。



 コスモヴァシュラン 6歳牡馬

 馬主 林明道氏
 生産 川上悦夫牧場
 父 マイネルラヴ、母 スノーフレーク、母父 リアルシャダイ

 調教師 河津裕昭
 騎手   町田直希
 厩務員 大迫祐平





 2着にはミスターピンク内田利雄騎手が騎乗した9番人気サウンドサンデー、3着には菅原勲騎手の2番人気リュウノボーイでした。ゴール前はこんな感じで、サンデーが半馬身ほど前に出ました。コスモヴァシュランに次ぐ2番目に速い上がりタイムを繰り出しました。

 サンデー&ボーイの2ショット。


   サンデー&ボーイ


 っていうか、南関東のオープンクラスで走り続けて、前走のせきれい賞(盛岡芝2400m)は折り合いに欠いて力を発揮できずに3着に敗れ、昨年のこのレースは休み明けの初芝ながらもコスモバルクにあれだけ迫って、芝での走りがいいサウンドサンデーが、9番手評価とは人気があまりにもなさ過ぎました。でも、南関東ファンの皆さんにはありがたい馬券になったかも(^_^;)



 「1コーナーで少し行きたがる素振りもありましたがあとは大丈夫でしたよ。終いもいい脚できていますしねぇ。僕と一緒でまだまだ若い馬ですよ(笑)」とサウンドサンデーに騎乗したミスターピンク内田騎手。


 「道中はモコモコしていて、もっと硬い馬場の方が良かったですね」とリュウノボーイに騎乗した菅原勲騎手。リュウノボーイはまだ3歳ですから、これからが本当に楽しみです。



 南関東勢が1着〜3着までを独占。南関東ファンにとってはうれしい結果となりました。



 
 左海誠二騎手が手綱を取ったポップコーンは11着でした。「逃げた方が良かったかな・・・」と岡林調教師。




    ポップコーン


 ポップコーンもお疲れ様!






 南関東で走っていた懐かしいお馬さんたちの姿もありましたよ。



 モエレハナオー↓



  モエレハナオー




 ウインエヴリー↓


 ウインエブリー
 

 これからも元気に走り続けて欲しいですねぇ〜。




 そして・・・

 今日から南関東は川崎開催ですが、盛岡競馬場では岩手の星ロックハンドスターさんが黒潮盃(5着)以来の一戦ですよ。初めての古馬たちとの対戦。今は岩手の仲間として頑張っているショーターザトッシと走るんです。ここ2戦は南関東で走ったロックハンドスターさんが、どんな走りを見せてくれるか楽しみですねぇ。

 地元の記者さんたちのお話しでは、この後は不来方賞、ダービーグランプリと進んでいく予定だそうです。ダービーグランプリは羽田盃馬シーズザゴールドとのガチンコ対決が今から待ち遠しいです!

 今日の岩手後半3レースは南関東でも買えるそうなので、川崎開催と一緒に楽しみたいですねぇ。







 

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