アブクマポーロ

  昨日から船橋開催中ですよ。土日をはさんで、来週の8月4日(火)まで。イベント関係の詳しいことは船橋競馬のホームページでご確認下さい。今回の船橋競馬のポスターは、アブクマポーロ&石崎隆之騎手がメインですよね。


 「何か話し合うときは、しんちゃん(楠厩務員)、石崎さん、ポーロの4人で話している感じでしたね。ポーロはきちんと聞いているようでしたよ。ねっ、しんちゃん!」(出川克調教師)。「あ〜、そうだったなぁ」(楠厩務員)。


 私は現役バリバリ時のポーロは取材したことがないんですが、関係者の方々がポーロを懐かしむとき、いつもこの話題が出てきます。本当に賢い馬だったんでしょうねぇ。石崎騎手のポーロへの思いは、船橋競馬ホームページ内の騎手インタビューコーナーに書かせて頂いているのでご覧下さい。(こちらは携帯の方からもご覧になれます)


 ポーロが結果的には最後のレースとなってしまったダイオライト記念(優勝)から、もう10年のときが経っています。


 今現在は北海道にある新冠のホロシリ乗馬クラブで過ごしているのは有名ですよね。ライブリマウント、スノーエンデバー、ダイワテキサスなど競馬で活躍した名馬がズラリとそろっている乗馬クラブです。私も数年前におじゃましたんですが、初心者でもポーロに乗れちゃうってすごくないですか\(◎o◎)/! 


 かなり前、山形の乗馬クラブでちょろっとだけ習ったことがあったんですが。静止しているお馬さんからなぜか落馬したり。お馬さんにまたがったら、お馬さんがなぜか厩舎に帰り出したという、数々の悲しい経験のある初心者のわたしでも(^^ゞ、ポーロは従順に本当におとなしく動いてくれました。


 最初はかなり怖かったんですよ。だって、レースで走っていたときの印象が強いので、急にあんなスピードで走られたらどうしようって・・・(>_<) でも、そんなの心配ご無用。ポーロは今のお仕事をしっかりこなしていました。このままお昼寝でもできちゃいそうっていうくらい、ポーロの背中は心地よかったことが思い出されます。地方競馬が誇る名馬の背中に、誰でも乗れちゃうって貴重すぎます!


 そのときのアブクマポーロ↓


      アブクマポーロ


 もうあれから数年経っているので、乗馬のお仕事もかなりキャリアを積んだことでしょう。ホロシリさんのブログを見ていたら、ポーロのファンからお守りが届いたって書かれていました。今もいろんな方に見守られているんですねぇ。


 お馬さんは生き物なので、体調面などで乗れない場合もあります。ポーロに乗りたい方は、電話で問い合わせた方がいいと思いますよ。


 さぁ。アブクマポーロが駆けた、船橋開催中!





 


笑顔。

 
 昨日の川崎3レースでは、前住和寿騎手騎乗のケイアイフェザー(9番人気・梅山厩舎)が先手を取って押し切りました。前住騎手はヘルニアでお休みしていましたが、復帰後初勝利。


      前住騎手

        
 デビューして2、3年経ったところで、ヘルニアの影響で思うように乗れない日々が続いたそうです。このお休みではヘルニアの手術はしなかったそうですが、安静にすることが何より大事ということでゆっくり過ごしていたそうです。「休んでいる間、競馬は全く見ませんでした。でも、攻め馬に乗り出したら、競馬も悪くないなって思うようになって・・・前より競馬が好きになりました!乗り方もいい頃に戻ってきているかなって感じです」と前住騎手。この休養期間は、前住騎手に前向きさを思い出させるきっかけを作った大事な時間になりました。そもそも、佐々木竹見さんから評価が高かった逸材ですからね。

 素質が開花してくれることを、楽しみにしています。今後もいろんな意味で、前住騎手から目が離せませんよ!

 



7月29日川崎新馬 ブルーステーブル優勝

 
 2レースは、戸崎圭太騎手騎乗のブルーステーブル(足立厩舎)という男の子が2番手からの差し切り勝ち。900メートルを、こちらも55秒1でした。父はサウスヴィグラス、母はバースルート(父 モガミ)という血統。


     ブルーステーブル


     ブルーステーブル


 「コーナーは張りながら走っていましたが、まだゆるいし、距離は長い方がいい感じです。能力では砂をかぶっても割ってきているので、そういう対応もできると思います」(戸崎騎手)。



7月29日川崎新馬 エンジェルサー優勝

 今日の川崎は1レースと2レースに新馬戦が組まれていました。

 1レースは、坂井英光騎手騎乗のエンジェルサー(田辺厩舎)がスタートは平凡もダッシュがついたら一気に抜群のスピードで先手を取ると、最後まで元気いっぱいの走りで、2着馬に5馬身をつける圧勝。900メートルを55秒1でした。父 ワレンダー、母 ナンプーユウキ(父 シャーディー)の牡馬。母は大井で走っていたこともありますね、初仔です↓


     エンジェルサー

 

          エンジェルサー


 「能力の時もスタートはあまり得意じゃなかったから、今日も意識して出した感じかな。でも、スピードはあるね。道中は一生懸命に走っていて乗りやすかった。追ってもまだ余裕はあったけど、今のところは短い方がいいかな」(坂井騎手)。




7月29日川崎能力試験 パート2

 
 川崎能力試験パート1はこちらで。

 佐藤博紀騎手が手綱を取ったレナマックス(津久井厩舎)の動きも目立ちましたよ。血統は父がキングカメハメハ、母はハーストーリー(父 トニービン)。先行馬たちの砂をたっぷりかぶっていましたが、抜群の手応えでついていき、51秒0で合格。内容が非常に良かったと思います。

       レナマックス

 「感じは良かったですね。砂をかぶっても平気だったし馬なりでしたからね」と博紀騎手。実戦が早く見てみたい1頭でした。

 

 実は・・・数週間前だったかな。津久井厩舎に行ってみると、レナマックスちゃんを発見。ちょうど座って休息中でした。

     レナマックス



 しばらくここで取材をしていると・・・

     レナマックス


 あらら・・・結構堂々とした子なのかしら(*^^) そのまま爆睡していたようでした。

 担当は元ジョッキーの世安智也厩務員ですよ。「期待の1頭です。体が柔らかくて跳びもいいですね。カイバも食べるので、いつもスッカラカンになります(苦笑)」と世安厩務員も楽しみにしているようでした。

 


7月29日川崎能力試験 パート1

 今朝は川崎の能力&調教試験がありました。くわしい結果はこちらで。能力試験2組、調教試験2組と頭数は少なかったんですが、みんな無事に合格しました!

 今回は能力試験組をピックアップしますね。


 出走した12頭の中で一番時計は、山崎誠士騎手が騎乗したアモーレジョウ(今井厩舎)という女の子。800メートルを50秒7で走りました。父 グリーンアプローズ、母 ラブラブジョウ(父 イブンベイ)という血統です。

       アモーレジョウ

  山崎騎手は「ゲートが開いて出たけど、ちょっとモサモサしていましたね。道中は素直で、距離は長い方がいいかな」。 山崎騎手は今日7月29日がお誕生日ですね。おめでとう!


 
 南関東にゆかりのある子たちを紹介します。

 佐藤博紀騎手騎乗のレギュラーサヤカ(長谷川三厩舎)は、07桜花賞馬マルノマンハッタンの半妹です。父 レギューラメンバー、母 アプレシェ(父 カコイーシーズ)という血統 ↓

        レギュラーサヤカ

 800メートルを51秒3で合格。牝馬ですが499キロというビッグな体。



 増田充宏騎手が手綱を取ったユメタンポポ(武井厩舎)は、99関東オークスや00TCK女王盃など重賞6つを手中に収めた女傑ヤマノリアルの愛娘です。リアルの仔が、初めて南関東に入りましたねぇ。父 ステイゴールド、母 ヤマノリアル(父 マルゼンスキー)↓

       ユメタンポポ

 800メートルを51秒5で合格しましたよ!増田騎手のお話しでは、砂をかぶっても平気だったそうなので、まずはひと安心。コンディション的にはまだまだこれからのようですが、試験は合格することが目的ですからね。早くレースで走る姿が見たいです。女傑リアルの血を引いた愛娘の走りを!


 


ブルーホークの同僚たちの今後は・・・

 
 昨晩のブルーホークの続きですが・・・

 大井の月岡健二厩舎に行くと、毎朝の所属馬たちのスケジュールが書かれてあるボードが目に入ります。とある朝の予定・・・↓
 

         スケジュール

 豪華な面々の名がズラリ。さらには、フリートアピールとボクも、リフレッシュ放牧でスタンバイ中ですからねぇ。

 8月26日のアフター5スター賞にはディアヤマトとダンディシャーク、8月10日のアデレードシティカップにはリモーネフレイバーが参戦し、その結果次第では9月16日のトゥインクルレディー賞へ。9月23日の日本テレビ盃にはフリートアピールが予定しています。そして、ブルーホークはどの辺りを使ってくるのか。(予定は変更される場合もありますのでご了承下さい) 馬房数はそんなに多くないので、余計に重賞に顔を出す馬たちの数が目立ちます。


 写真はアフター5スター賞にスタンバイ中のダンディシャークですよ。夏仕様の大五郎カットが目を引きます(^○^) 前髪が多いので、担当の掛川厩務員からキレイに床屋さんしてもらったそうです。

     ダンディシャーク


 ひとつずつ階段を上がってきて、3歳時のクラウンカップ&東京湾カップ以来の重賞挑戦になりますね。同い年で前髪モリモリ仲間のブルーホークに続けるように、重賞タイトルを狙っていきますよ!「前はがむしゃらに走っていましたが、今は折り合いがついて走れるようになったので、それが最後の伸びにつながっているんだと思います」(掛川厩務員)。精神的な成長も強みになっています。

 プチプチッと体に貼ってあるのは、ファイテンのものだそうですよ。人間も使う人がいますけど、チタンボールがコリに効く〜ってやつですね(^^)馬服や腰当てなども、普段からファイテンでバシッと決めちゃっているというおしゃれなダンディシャークです。


               

ブルーホークのその後・・・

 
 サンタアニタトロフィーを制して重賞ウイナーの仲間入りを果たしたブルーホーク(大井・月岡厩舎)。その後どうしているんでしょう・・・。

 「(人間は)重賞レースって思っているけど、(ブルーホークは)そういうことは関係なく、これまでも一回一回を一生懸命走ってきたんだよね。真面目な性格だし、今回は休み明けの反動もあるはずだから、しっかりケアをしていきたい。これからもスタッフと団結して大事にしていきたい」と月岡調教師は言っていたんですが・・・

 レース後のブルーホークはやはり少々お疲れのようではありますが、心配はいらない程度のようなのでホッとひと安心ですねぇ。

 「乗り味は変わらなかった」(坂井騎手)と、ブルーホークは休み前と同じ強さで帰ってきてくれたんですが、「年齢的な面もあるかもしれませんが、落ち着きが出てきましたよね。選挙カーがきてもドッシリしていました」(福永調教師補佐)。精神面の成長もプラスして帰ってきてくれました。



 ちょうどレース翌々日の、ブルーホークと調教担当の中村裕也調教専門厩務員をパチリ↓

    ブルーホーク

 この角度からではちょっと見にくいかもしれませんが、相変わらずふさふさの前髪をちょんまげにしてもらっていました(*^^)

 自分のかかわった馬が初めて重賞を勝ったことで、レース後は少々興奮気味だった中村調教専門厩務員。ちょうどゴールした後に、ブルーホーク&坂井騎手がスピードをゆるめて1コーナーに入っていく手前で、坂井騎手が左手を高々と上げたシーンが映し出されましたよね。「(ゴール後に)『ひでみつ〜!』って呼びつけにして叫んでしまいました。周りにいた人たちに『そんなに叫ばなくても(坂井騎手に)聞こえてるよ』って言われたんですが(苦笑)。みんなの思いを背負って、英光さんの男気を感じたレースでした。しびれました」と関係者が控えている場所から声援を送っていた中村調教専門厩務員。坂井騎手にレース後聞いてみると、ガッツポーズをしたことは覚えていなかったそうです。「あまりレースで感情を出す方じゃないんだけど・・・」と言っていましたが、無意識のうちに、その喜びに応えていたんですねぇ。

 一方、ずっとそばで苦楽を共にしてきた福永調教師補佐が「グッとくるものがありました」と喜びを静かに表していた姿も心に響きました。

 ゲートが開けば、馬と騎手に全てが託されます。そこにたどり着くまでには、多くの人たちがかかわっていて、その分、いろんな人たちの思いもこめられています(もちろんファンの皆さんの思いも)。それらのことを改めて痛感。
 
 今後はしばらく乗り運動で整えて、8月から様子を見ながら馬場入りをする予定とのこと。ブルーホークにとって、このサンタアニタトロフィーのタイトルはあくまでも通過点になるんでしょうが、これからが本当に楽しみでなりませんねぇ。

 詳しいレースリポートは、TCKホームページとモバイルに書かせて頂いているのでどうぞご覧下さいね。
 


7月24日大井調教試験

 
 調教試験組もさまざまな子たちが登場。その中で実績ナンバー1が、坂井英光騎手が騎乗したキングビスケット(栗田裕厩舎)。昨年のオーバルスプリント(5着)以降、脚部の不安でお休みしていましたが、いよいよ始動しますよ!重賞ホルダーまでもうちょっと・・・。以前までは境町の外厩馬として活躍していましたが、今現在は大井に戻ってきました。

 キングビスケット↓


    キングビスケット

 
 後方2番手から徐々に進出していき、4コーナーでは大外を周って先頭へ。試験は受かることが一番も目的なので、最後は無理をさせずに馬なりでゴールイン。1500メートルを1分41秒2で5着入線でしたが、決して内容は悪くなかったですよ!ただ、「まだまだ重いね」と坂井騎手は言っていましたが、これからどのくらい変わってくるか。アフター5スター賞に向かう見込みです。



 町田直希騎手が騎乗したキャプテンシラユリ(秋吉厩舎)↓


       キャプテンシラユリ

 中央⇒佐賀⇒中央⇒佐賀と転厩し、最後の佐賀では負けなしの7連勝。そんな勢いとスピードを引っさげて、南関東の仲間入り。1500メートルを1分40秒5で合格しています。牝馬なのに、511キロとナイスバディー。どんな活躍をしてくれるでしょう。


 結果はこちらでご確認下さい。




7月24日大井能力試験

 
 24日には大井で能力試験&調教試験で行われました。前開催の公開試験・TCKホースカフェでは風がかなり強かったんですが・・・今回はそれ以上の風。そして、雨まで叩きつけ、デビュー前の若駒たちにはつらい天気になりました。それでもめげずに、32頭の2歳馬がデビューへの切符を手にしましたよ。詳しい結果はこちらで。そんな天候もあったのか、全体的にいつもより時計がかかっているように思いました。


 それでも、一番時計は800メートルを51秒5という好タイムで駆けた戸崎圭太騎手騎乗のフリーバスティア(上杉厩舎)という男の子でした。父 アフリート、母 コートリーブレーヴ(父 ダンシングブレーヴ)という血統。

   フリーバスティア

 上杉調教師は「まだ43秒と40秒を1回ずつ出しただけだったから、思っていた以上の走りをしてくれたよ。圭太も褒めてくれたしね。最初から、こっちが要求したことをちゃんとクリアしてくれる頭のいい馬。楽しみ」。



 南関東にゆかりのある馬も出ていました。03ニューイヤーカップを制しているパッションキャリーの初仔で、達城龍次騎手騎乗のカオカオセブン(宗形厩舎)という女の子。父はスキャターザゴールドです↓


    カオカオセブン

 800メートルを52秒7で無事に合格しています。



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