9歳のリミットレスビッドが圧勝!通算8つめの重賞勝ちとなりました。道中は好位の内からじっくり構えて、最後の直線に入るところで外に持ち出すと、抜け出たメイショウバトラーを鋭くかわして、最後は楽な手応えでゴールイン。コンビを組んでいる岩田騎手は「いいスタートを切って好位につけられたのが勝因ですね。馬も落ち着いていたし、良い仕上がりでした。(9歳ですが)まだまだ活躍できることを願っています」。この後は7月のプロキオンSを視野に入れていくそうです。
そういえば、ちょうどパドックにいた時。隣にいた女性がリミットレスビッドのファンだったらしく、どこか遠くから応援にいらしたようです。いつもは中央を見ているようで、「前に大井へ行った時も馬が近いなぁと思ったけど、浦和はもっと近いですねぇ〜」ってことなどを話しをしていました。これをきっかけに、南関東にも足を運んで頂けるといいですねぇ〜。
南関東勢の最先着は4着のプライドキム。↓
戸崎騎手は「先生からは4、5番手でもいいと言われていたんですが、スタートが良かったのであの位置(2番手)につけました。入りがスローだったので、1、2コーナーで引っ掛かった負担も大きかったです。ただ、やっぱり力はありますね。これからも楽しみですよ」。
脚元に不安のあるキムキムにとって、坂路で調教を行えるという環境はとてもプラスに働いているようです。今回は過去最高体重で出てきましたが、次は外厩2戦目になってどのくらいしぼれてくるんでしょう。絶対能力ならずば抜けたものがあるお馬さんですからねぇ。
5着には後方からの競馬になったフジノウェーブ。坂井騎手は「(斤量)59キロは重かったなぁ。もっと良いところにつけようと思ったんだけど、つけられなかった。ズブさも出てきているのか、道中はフワフワ走っていてハミもなかなか取らなかったなぁ」。結果は残念だったんですが、早めに動いて勝ちにいく競馬は見せてくれたと思います。三郎調教師も「斤量も重かったのに、よく頑張ってくれたよ」と褒めていました。
この後はまだ未定ですが、今後の最大目標はJBC連覇。そこに向けてどういう予定を組んでくるのかも楽しみです。夏の過ごし方も大切ですからね。
6着には10歳のコアレスタイム。的場騎手は「5着には入ったと思ったんだけど・・・」と本当に悔しそう。伊藤厩務員も「大きなハナ差になってしまった」と言っていたんですが、本当にそうですよねぇ。5着までに入れば賞金が出ますし、来年のことを考えても、何としても5着に入っておきたかったでしょう。
復調してきたタイムさん。10歳ですが、まだまだやってくれそうですねぇ。次は福山遠征もひとつのプランとしてあるそうです。
10着にはビッググラス。「追ってから最後は伸びてきた。左回りの方がスムーズだね」と今野騎手。
11着は南関東の仲間入りをしたウルフボーイ。「距離は関係ないね。転厩初戦だったし、これからもっと良くなるんじゃないかな」と張田騎手。次は京成盃グランドマイラーズも考えているそうですよぉ。
12着はマルカカイゼル。金子騎手は「返し馬に乗った感じはとても良かったんだけど、追走でいっぱいになっちゃったねぇ」。
そしてそして。今回一番遠くから来てくれたのが、高知のケーエスゴーウェイです。12、3時間くらいかかったそうですよぉ。ダートグレードでもすっかり馴染みの顔となりました。担当の秋山厩務員のお話しでは、今では輸送も慣れたそうです。性格はかな〜り気の強い男の子なんだそうですが、そういう闘争心があるからこそ、全国各地で果敢に走れるんでしょうねぇ。写真は、ケイエスゴーウェイと秋山厩務員です。今頃は馬運車の中ですね。またお待ちしています!お疲れ様でした。