浦和イケメン若手ジョッキーたち

 

 おはようございます。浦和開催は今週金曜日まで行われますよ。昨日は祝日ということもあって、お客さんですっごい賑わっていました!!南浦和駅で競馬新聞を買おうと思ったら、まだ早い時間帯なのに品切れに近い状態でしたもん。暦の上で今日は平日ですが、お休みの方もいらっしゃるでしょう。浦和競馬でお楽しみ下さいね。

 
 さて。今日は浦和のイケメン若手ジョッキーたちと題してお届けしましょう。昭和59年以降に生まれたジョッキーたちですよぉ。

 一番お兄さん格が、23歳の半澤慶実(はんざわよしみ)騎手。↓

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 東京都出身。騎手になるきっかけは、小学生の時に東京競馬場に遊びに行って、騎手に憧れを抱いたことから。平成15年10月にデビューしたので、騎手生活5年目を迎えています。年数を重ねて自信はついてきたそうです。が、「まだまだ成績はあげていないし、ひとつでも多く勝てるように頑張りたいです」(半澤騎手)。無印の時に、ドカ〜ンと大穴を決めてくれる一発も持っていますよぉ〜。

 ちなみに、クラシック候補生として活躍中のミサトアンバード(宇野木厩舎)。陣営サイドは、何とか東京ダービーに参戦させたいという希望を持っています。

 実は、デビュー前から調教をつけ続けているのが半澤騎手なんです。「最近では攻め馬も乗りやすくなりましたが、ガツンと行っちゃうタイプですねぇ。追い切りになると、他の馬とスピードが違って、やっぱりすごいなぁって思います」(半澤騎手)。馬場に出ると燃えるタイプのアンバードを、なだめながら調教をつける日々。ゲートもかなり苦労したそうで、今でもレース前は必ずゲート練習をして臨んでいるそうです。

 アンバードが重賞戦線で活躍している裏には、半澤騎手の存在も大きいんです。重賞クラスのお馬さんの背中を知っているというのは、半澤騎手の大きな武器になるでしょうね。




 20歳の山崎真(やまざきしん)騎手です。3年目に入っています。↓
 
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 栃木で育ったという山崎騎手。馬が好きだったことから乗馬クラブに通っていたそうで、そこの先輩には戸崎圭太騎手もいるそうです。騎手になったのも、馬乗り好きが高じたため。「いつも思いっきり騎乗します!できるだけ上の着順を目指して頑張ります」と山崎騎手。見た目はかなりスリムなタイプで、本人いわく、どんなにたくさん食べても、なかなか太れない体質なんだとか。っていうか、騎手という職業は天職ですよねぇ。


 

 平成元年生まれで(ひぇ〜、平成ムニョムニョ)今現在は18歳の國分祐仁(こくぶんゆうと)騎手。

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 群馬県の高崎で育った國分騎手。ただ、競馬とは全くの無縁で、中学3年生の時に、知人の紹介で進路を決めたそうです。デビューして、丸一年が過ぎました。スタートが上手で先行力のあるタイプ。ポジティブな性格も後押しして、度胸も兼ね備えていますよ。「ひとつでも全力で乗って、勝ち鞍を増やしたいです」(國分騎手)。ニキビ姿がとっても初々しいフレッシュな國分騎手です。
 



 一番最年少は平成2年生まれ(ひぇ〜平成2年ムニョムニョ)で今年18歳になったばかりの須藤優(すどうゆう)騎手。

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 そもそも中学3年生の時にテレビ中継を見て、騎手の道を志すことに。デビューして丸一年が経ちましたが、「やりがいがあって楽しい」(須藤騎手)と充実した毎日だそうです。身長は171センチ、浦和で一番の長身騎手。手足が長いということは、その分追った時に、手綱を多く押すことができて前に行かせられるという強みもあります。「どんな時でも最後まであきらめません!確実に勝てるようになりたいです」という須藤騎手。




 半澤騎手、山崎騎手、國分騎手、須藤騎手。4人とも共通しているのは、「もっともっと乗り鞍を増やして、ひとつでも多く勝ちたい」ということ。これからの浦和を背負って立つ面々、ガッツ溢れる騎乗を期待しますよぉ。皆さんも、ご声援よろしくお願いします!

 

アストリッド、しらさぎ賞優勝!

 

  牝馬ちゃんの熱い戦いしらさぎ賞は、528キロの巨漢アストリッドが逃げ切り勝ち(タイム1分27秒7)。1番人気で、嬉しい重賞初制覇を飾りました。

 「他に行く馬がいれば2番手でもいいし、スタートが良ければ逃げてもいい(戸崎騎手に)」という指示を出したという川島正行調教師。好ダッシュを決めたアストリッドは、すかさずハナを切り、そのままマイペースの逃げに持ち込んで、最後まで力強い走り。テン乗りだった戸崎圭太騎手は「レースは見てたので、この馬の感じはこうかなぁと思いながら騎乗しました。いいスタートを切れたし、馬も落ちついて走っていて、直線もいい反応だったので大丈夫だろうなぁと。気持ち良かったです」。

         
          アストリッド

 初めて肩掛け姿、アーちゃんはどんな気分でしょうか。本当におめでとう!

 担当の野田厩務員にとっても嬉しい重賞初制覇。「気持ちが高まっていて、まだ何が起こったのかわからない感じ(苦笑)。(アストリッドは)いつも手入れの時とかレース前は元気が良すぎるくらいなんだけど、今日は厩舎にいる時からずっと落ち着いていた。それだけ具合も良かったのかなぁ」と野田厩務員。



 2着には4分の3馬身差でパフィオペディラム。左海誠二騎手は「ハミの取り方が全然違って、いつもの走りっぷりではなかった」

 3着は7番人気のメジャーロマンス。アストリッドの2番手を果敢に進んで行きました。山田信大騎手は「スローだったから、この馬にはいい流れになったけど、思っていた以上に頑張ってくれた」

 人気の一角だったベルモントノーヴァは7着に敗れました。「今日は最初から反応が良くなかった。わからない…」と石崎駿騎手。





  あと、そうそう。こちらは、アストリッドのお尻アップです↓

          アストリッド


 たしかに、体が大きいのでお尻もダイナミックにはなるんでしょうが、まん丸ですっごい肉厚で、のしのし歩く姿に圧倒されてパチリ(笑)。でも、やっぱ、私の素人写真ではそのど迫力は伝わりにくい・・・次のレースの時は是非とも見てみて下さいね。牡馬の中に入っても、このお尻はすごすぎですたらーっ

 気になる今後ですが、7月に川崎で行われるスパーキングレディーカップを視野に入れていくそうですよ。また南関東に、頼もしい牝馬ちゃんが誕生してくれました。お帽子流行イヒヒ


今日はしらさぎ賞です!

 
 おはようございます!南関東は浦和開催中です。今日は牝馬ちゃんたちの熱い戦いしらさぎ賞が行われます。南関東の女帝トーセンジョウオーは今現在船橋に帰厩してじっくり調整しているところです。復帰戦はまだ未定なんですが、元気は相変わらず。

 大井のお姫様アウスレーゼは右前の球節を痛めたそうですが、馬場入りは開始したそうです。予定はまだ決まっていないそうですが、アウスの場合は大井大好きっ子ですからね。これからも大井の重賞レースで組んでいくと思われますよ。


 さぁ。そんな中、ベルモントノーヴァとパフィオペディラムが南関東牝馬重賞戦線を引っ張ってくれています。実績的に抜けているこの2頭は55キロを背負いますが、他の面々は52キロ。2頭にとっては、3キロ差で競馬ができるというのはオイシイかな。


         ベルモントノーヴァ

 ↑相変わらず、耳の長さは絶好調イヒヒのベルモントノーヴァですが、状態も上がってきていますよぉ。前走のマリーンカップは一息入れた後の一戦で7着に敗れましたが、「あのメンバーで勝つとしたら相当なものだけど、間隔が空いたという意味では厳しかったですね」と出川調教師。

 一度使った効果は歴然だそうで、宇田川厩務員は「頭のいい馬だから、(前走は)一息入れたことで、自分でブレーカーを落としてしまったんだと思う。普段の様子を見ても、カイバ食いは良くなってきたし、いい時の引っ掛かる素振りも見せて、気合い乗りも良くなってきたよ。去年の今頃の感じ」。何と言っても、昨年の覇者ですから。

 それに、浦和コースは5戦5勝で負けていないというのも大きな強み。ノーヴァの場合、ペースが落ち着く1800メートルなどの距離よりは、速く流れてくれるマイル以下の方がいい結果が出ています。最後の脚が生かしきれるという意味では、合うんでしょうねぇ。




          パフィオペディラム

↑ パフィオペディラムは目を閉じて瞑想にふけっていました。女の子ちっくなところがある馬なので、リラックスしているのはいいことですねぇ。前走のマリーンカップはササ針明けだったにもかかわらず、地方馬最先着の4着に健闘。「休み前よりも良くなっているね」と左海騎手も言っていて、リフレッシュした効果を見せました。東京シンデレラマイルは1番人気に推されていて11着に敗れたんですが、疲れも影響したのではないかと見られていたので。

 さぁ。一度使って、非常にいい雰囲気。「上積みはありますね。55キロで走れるというのも恵まれたと思います」と三間厩務員。岡林調教師も「追い切りタイムはそんなに変わらないかもしれないけれど、無駄のない動きをするようになって、しっかりしてきた」と好感触。

 パフィちゃんの場合、なぜか、浦和コースは3戦して未勝利と結果を出していないんです。「今思えばいいコンディションの時ではなかった」と陣営サイドは振り返っていて、改めて見直しですね。

 今回は最内枠に入ってどんな戦い方をするのか興味深いんですが、以前と違って、今は脚質に幅が出でているので、左海騎手の手綱さばきにも注目です。



 52キロ勢の筆頭は、やっぱりアストリッドになるんでしょうか。展開の鍵を握る1頭ですねぇ。お顔もカッコいい系で520キロの体もムチムチ。「順調にきてますよぉ。牡馬みたく力強い乗り味ですね」と調教パートナーの佐藤裕太騎手は言っていますが、こんなお帽子姿も似合います。あっ、船橋ではお帽子が流行ってますニコニコここ参照


         アストリッド


 今回は休み明け叩き3戦目で、ここを目標にじっくり仕上げられてきました。「気合い乗りも良くなってきて、とてもいい感じ。調教が強めでもカイバ食いがいいんだよね」と野田厩務員。520キロ台の大型馬ですが、それでいて52キロという軽斤量でいけるのは、オイシイ条件かもしれません。

 
 上記で紹介していないお馬さんで、今現在10倍以下の人気にいる子はシーホアンとミスジョーカーがいます(人気はこれから変わっていくので、オッズは随時チェック)


 重賞でもまれてきた強みのあるシーホアンは休み明けですが、この間は坂路調整をバンバンしてパワーアップをはかってきたそうです。今回から古瀬厩務員が担当するようになりましたが、「これからはシーさんと呼んであげて下さい(笑)。牧場にいって、精神的も落ち着いてきたようですねぇ」と、コンビネーションもすでにバッチリのようですわーい

 ミスジョーカーは、管理している矢野調教師のお話しですと、前走楽勝するちょうど前から蹄の不安が解消して、自分の力が発揮できるようになったそうなんです。砂はかぶりたくないタイプなので、内目からどのような走りをするんでしょうね。



 今のところは人気薄のようですが、牡馬と対戦しても大崩れのないティーケーニケやここまで85,7%という驚異の連対率を誇るセレブサンディも、今回はどんな安定した走りを見せてくれるのか、個人的には興味深いです。

 なお。ブラックホールの鞍上は愛知の吉田稔騎手。管理している川島正一調教師と競馬学校時代の同期生(44期)で、それ以来の付き合いなんだそう。あと、担当の後藤厩務員は新潟時代にエビスヤマトを担当していました。新潟競馬ファンだった皆さんには懐かしいかもしれませんねぇ。ふむふむ。

 

 ということで話題は尽きませんが、今回も南関東4場全てから、お馬さんたちが参戦してきます。嬉しいことです。しらさぎ賞楽しみましょう!!!


今日から浦和開催ですよぉ〜!

 
 今日から浦和開催が始まりますよぉ〜。お気をつけ頂きたいのは、今日から8月開催まで薄暮開催として行われます。今開催は1レースが正午発走です。船橋は6月から薄暮が始まりますが、詳しいことは地方競馬全国協会のページ浦和のページ船橋のページ、南関東4場のページ携帯の方はこちら。(発走時刻は出走表でご確認下さいね)




        浦和魂

 おおっ!!!この間の羽田盃当日に、「浦和魂」という横断幕を発見しましたぁ。浦和のお馬さんたちのファンの方でしょうか。浦和のお馬さんたちにも頑張って欲しいですね!!浦和開催、楽しみましょう!


リガメエントキセキ、元気だよぉ〜!

 ミレニアムカップ、東京湾カップ、報知グランプリカップを優勝して、2000年から02年の南関東重賞戦線を盛り上げてくれたリガメエントキセキ。02年6月の船橋記念を最後にレースに出走はありませんでした。どうしているんだろう・・・そう思う日々だったんですが、今回、ウェブハロンのキングセイバーの取材NSGライディングディビジョンを訪ねて、リガメエントキセキが元気にこの場所で第二の馬生を過ごしていることがわかりました。もう11歳です。

         リガメエントキセ

<リガメエントキセキ>

 去年の1月頃にやって来たそうですが、まずは脚元の不安を取り除くために、プール調教などを用いて、1年かかってやっと良くなったそうです。これまではそれに専念でしたが、今は馬場馬術用の体作りが始まっています。だんだん、体もガッチリしてくるでしょうねぇ。「キングと一緒で、ゆくゆくは馬場馬術の競技馬としてデビューさせたいので、大切にしていきたい」とオーナーの木曽敏彦さん。縁があって、この場所にやってきた訳ですが、キングとリガメエンが一緒に暮らしているなんて・・・感慨深いです。


           リガメエントキセキ

<リガメエントキセキ>

 凛とした雰囲気が、現役から退いた今でも独特のオーラとして感じさせました。リガメエンがバリバリに走っていた頃は、私はまだ駆け出しだったこともあり、担当の宇田川孝彰厩務員(今はベルモントノーヴァを手掛けていますね)に聞いてみると、「オープンにいく馬は大概そうだと思うけど、頭が良くて自分自身を持っているよね。だから、自分が納得しないと、ものすごく嫌がったりしたなぁ」。現役時代からきつい気性はお馴染みでしたが、今でもそれは変わらないそうです。

 いずれは、馬場馬術の大会に出場するリガメエントキセキが見られるんですねぇ。その時は、是非とも応援に行きたいです。リガメエン、元気で本当に良かったぁ。

 PS 南関東関連の話題は、こちらでもパソコン携帯ご覧下さいね。


船橋競馬が舞台の漫画

 毎週木曜日に発売している週刊ヤングサンデー(小学館発行)。その中に、「あんころ。」という万乗大智さんが描いている競馬漫画が連載されていることは、皆さんご存知ですか?「熱血&ハートフル地方競馬物語」ってことで、「船橋若松一丁目は馬優先」というサブタイトルがつけられています。船橋競馬を舞台にしている漫画なんですよぉ〜!競馬場の様子やその中の厩舎地区の様子なども船橋そのものなんです。

 競馬のいいところだけじゃなく、厳しいところや辛いところなどもしっかり描かれていて、毎週熱読させて頂いています。地方競馬を舞台にした漫画って本当に少ないですからねぇ。こうやって、船橋がテーマになっているというのは嬉しい限りです。


 そのコミックス版が発売されました!!!今現在、地方競馬全国協会のホームページでプレゼント募集をしていますよぉ〜。詳しいことはこちらで。4月30日必着だそうです。



 私のごひいきは、ムーディスターという男の子。なかなか勝てずにまだ未勝利・・・という設定(涙)。でも、すっごいおとなしくてかわいくて、大五郎カットが素敵なんです。

 普段のムーディスター↓

           ムーディスター1


 どんな時でも笑顔を忘れないムーディスター↓

           ムーディスター2


 今、漫画の中では窮地に立たされているムーディスターなんですが、大五郎カットも全開で、必死に走っているところなんです(涙)↓

           ムーディスター

 
 ムーディスター@大五郎、頑張って〜!


新星登場、コウエイノホシ

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 昨日の準重賞グリーンカップは衝撃が走りました。中央4勝の実績で転厩初戦を迎えたコウエイノホシ(川崎・長谷川三厩舎)が、2着以下に7馬身をつけるぶっち切りの走りを見せました。スタートの出が良くなかったことで見せ鞭を使ったそうですが、「もっとズブいと思っていたから」(坂井騎手)という予測に反した走りで、行きたがってしまったそうです。それでいて、直線抜け出すと持ったまんまで独走状態。「元々楽勝できると思っていたけれど、内容がとても良かった。速いなぁ〜」と感心しきる坂井英光騎手。勝ちタイムの2分5秒0というのも素晴らしい限りです。


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 南関東では珍しい鹿児島生まれの男の子です。調教試験から抜け出た走りで、それでいて、「試験の時はまだ3分くらいのデキ」(坂下厩務員)。今日の仕上がりも、まだまだまだまだ上積み十分だそう。

 坂下光弘厩務員と言えば、羽田盃馬トキノコジローを手掛けたことでも知られていますよね。コウエイノホシもコジローと同じような「モノの違い」を感じると、レース前からお話しをされていました。

 長谷川三郎調教師のお話しでは、この後は大井記念を予定しているそうです。うわ〜ぉ〜。ここは満を持して、ルースリンドが仕上げられているところですが、この対決はかなり楽しみになってきましたよぉ。

 コウエイノホシ、覚えておきましょう。これから、南関東の星に、なってくれるかな。

          コウエイノホシ


南関東のお馬さん、果敢に遠征

 さぁ、今日は笠松競馬場で、地方交流戦のオグリキャップ記念が行われますね。南関東から、大井のクールビスティー(松浦備厩舎)が果敢に参戦しますよぉ〜!↓

          クールビスティー

 調教パートナーの松崎騎手は「状態は変わらずいいですよぉ〜」と言っていましたが、あとは久しぶりの輸送競馬で何とかきっかけをつかんで欲しいですねぇ。相手はかなり強くなりますが、くらいついっていって無事に頑張ってきて欲しいです。



 このゴールデンウィーク中は全国でダートグレード戦が楽しめます。5月6日(火)には名古屋でかきつばた記念が行われますね。他地区勢の枠には南関馬たちがズラリ。

           フジノウェーブ

 ↑ 登録のあったフジノウェーブについてです。管理している高橋三郎調教師のお話しでは、かきつばた記念は回避して、5月5日(月)に船橋競馬場で行われるかしわ記念に出走することにしたそうです。距離だけを考えれば、1400メートルに参戦したかったそうですが、59キロを背負わなくてはならなことや帰りの渋滞などを考えてやめることにしたそうです。すでに、船橋への馬場見せも行っていて、かしわ記念に向けて動き出していますよ。


 ということで、かきつばた記念に参戦を表明しているのは、すでに選ばれているシルヴァーゼット(高橋厩舎)とコアレスタイム(川村厩舎)、そしてウェーブが回避したことで補欠1番目から繰り上がったフーバーダム(松浦備厩舎)の3頭です。南関勢が3頭も!!!今から燃えてきそうだぁ〜楽しい


羽田盃馬一夜明けて・・・

 
 羽田盃馬ニックバニヤンは一夜明けてどうしているんだろう・・・↓

        ニックバニヤン
 
午後3時前。担当の赤松一樹厩務員に引かれて、いつもの時間にいつも通りに、のんびり引き運動中でした。少々心臓はお疲れ気味のようですが、あれだけの力走で何にも疲れがない方が怖い(苦笑)。まずは何事もなく、元気そうで良かったです!!

 カイバ前になると体をうならせながら催促するニックですが、それ以外は本当に猫ちゃんのようにおとなしい。お顔もまだあどけないし・・・。パドックで、皆さんが見ているニックと一緒です。


 今朝5時半から始動したニックは、1時間じっくり運動。午後もこうやって運動。あとは体のケアなどをやってもらってのんびり過ごしました。

 レース前は「クラシックは一生に一度だし、その雰囲気を楽しんできます!」と言っていた赤松厩務員。パドックでも、「これがクラシックなんだぁ」とその雰囲気を十分に楽しんでいたそうなんですが・・・。厩務員さんたちがゲートへ運ばれる車の中で、ヴィジョンを見ながら観戦していたそうですが、最後の直線では同僚の厩務員さんと一気にデットヒート。「何が起こったのかわからなかった(苦笑)」という赤松厩務員は、厩務員になって今年2年目です。


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 一方、佐々木洋一調教師はレース後も思ったより冷静だったなぁ。騎手時代から重賞は勝っていますけど、調教師になって初めてだったんですが。「でも、すごい嬉しかったよ。それに、ニックとは去年の5月21日に浦河で会ったんだけど、こういう大井生え抜きで勝てたということが本当に嬉しい。他の関係者の人たちも喜んでくれたしね」(洋一調教師)。そう、ニックと出会った日付までしっかり覚えているくらい、ニックに対して思い入れはたっぷりなんです。

 羽田盃をさかのぼると、平成12年のイエローパワー(高橋三郎厩舎)が制して以来の大井生え抜きだったんですねぇ。


 この馬は、的場文男騎手がつきっきりで調教をつけていることでも知られていますが、「もう明日から乗るぞ!」と東京ダービーに向けて燃えていたそうです。が、洋一調教師のお話しでは、あと1週間くらいはゆっくりさせてから調教を開始させる予定ということでした。


 羽田盃馬ニックバニヤン、元気で良かったです!


羽田盃馬ニックバニヤン

 
           ニックバニヤン

 
 第53回羽田盃はニックバニヤンが快勝!!!管理している佐々木洋一調教師は開業5年目での嬉しい重賞初制覇、担当の赤松一樹厩務員にとっても初めての重賞勝ち、鞍上の的場文男騎手は10年前のゴールドヘッド以来、羽田盃は6度目の勝利でした。生産牧場は浦河の地興牧場さんです。

 無敗で準重賞のゴールドジュニアーを勝ち、翌年のクラシック戦線に大きな夢を抱かせていたニック。しかし、ハイセイコー記念を1番人気に推されながら、砂をかぶって本領発揮できず、それ以降自分の力を出し切れない競馬が続きました。特に前走の京浜盃は、具合いとしてはとてもいいものの、ブリンカーを着用したことが裏目に出て、さらに砂を嫌がってしまい10着と大敗。それもあってか、今日は11番人気で、単勝が10980円も!!!

 「もともと3連勝したほどの馬だよ。ここ最近は自分の競馬はしていなかったし、自分の走りさえできれば底力は持っているから」と佐々木洋一調教師。的場文男騎手も「砂をかぶると嫌がると思っていたし、うまく先行できて良かった。ハナに行けるくらいのスピードもあったけど、3番手に下げたのも良かったかな」。

          ニックバニヤン

 
 第53代羽田盃馬として、これからもずっとずっと、ニックバニヤンの名前が残ることになるんですねぇ。ニック、本当におめでとう! 

 

 競馬に絶対がないということ、そして競馬って本当に難しいんだなぁと、痛感した一戦になりました。圧倒的な支持を集めていたディラクエは、抜け出たニックバニヤンを4分の3馬身かわせず2着。今野忠成騎手は「この前よりも折り合いはついて4コーナーではかわせると思っていたんですが、反応がよくなくて・・・結果が出ませんでした。(東京ダービーまでは)間隔が空くし、また良くなってくると思います」。巻き返しを期待します。


 羽田盃の詳しいリポートは、TCKホームページ内の重賞コーナーで月曜日夜までにお届けしますね。まずみんな、ゴールまで無事に走ってくれて良かったです。14頭みんな、お疲れ様でした!!


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