<< 千葉県騎手会新会長、川島正太郎騎手 | main | ちなみに、その時のお父様の表情は……。 >>

京成盃グランドマイラーズ優勝、カジノフォンテンを改めて振り返る。

 今年は南関東にゆかり深い馬の仔たちの活躍が目立ちます。

 

 6月17日に船橋競馬場で行われた京成盃グランドマイラーズでは、張田昂騎手が手綱を取った1番人気カジノフォンテン(船橋・山下貴之厩舎)が優勝したことはお伝えしましたが、大きな話題になりましたね。

 

 まずは全頭パドック↓

 

 

 母は上山と南関東で走ったジーナフォンテン。エンプレス杯やスパーキングレディーカップなど通算タイトル6勝を挙げた女傑です。

 

 ジーナの主戦の1人だったのが、張田騎手のお父さん張田京騎手(現調教師)。張田騎手が騎手学校へ入る前にテレビで見ていたという、お父さんとジーナの姿。

 

 あれから15年ほどの月日が流れ、今度は息子同士でコンビを組み、人馬ともに念願の重賞タイトルを獲得しました。競馬にはいろんなドラマがありますが、こういうロマンもあるんだなぁと、『競馬』を見続ける楽しさに、改めて魅了された時間になりました。

 

 

 

 

 レースは、こちらも東京プリンセス賞馬サルサクイーンの愛娘サルサディオーネがハナを切る展開になり、カジノフォンテンは張田騎手が手綱を取るようになってから、初めて前に馬を置いて砂をかぶりながらの競馬。

 

 1周目のゴール板を過ぎたあたり。↓

 

 

 

 表情をアップにしてみましょう。

 

 張田騎手の真剣な表情と、どこか外を見ている感じのカジノ(^^) 横にいらっしゃるのは偉大なキャプテンキング先輩。

 

 

 

 「いつも1コーナーまでの折り合いは鍵になりますが、久しぶりに砂をかぶる競馬をしたことで、ちょうどよく折り合って我慢をしてくれていました」と振り返る張田騎手。

 

 向正面に行くと、カジノフォンテンは内の4番手からの競馬となり、最後の直線に入ると前が開いて外に持ち出し、逃げていたサルサディオーネに並びかけて一騎打ち。

 

 「砂をかぶったことでフワフワして余裕があった手応えだったので、どこかが開けば行けるなというのはありました。前のサルサは交わせるなとは思いましたが、後ろからの脚音も近かったので、誰かきているなと。3〜4コーナーの感じではグレンツェントがきているかもと思って、早くゴール板来い!と思いながらドキドキしていました」。

 

 サルサディオーネとカジノフォンテン、張田騎手の感じた通りに後ろから迫ったきたのがグレンツェント。

 

 

 

 サルサクイーンとジーナフォンテンの子供たちによる叩き合い。

 

 

 

 最後はカジノフォンテンがサルサディオーネにクビ差つけたところがゴール。勝ちタイムは1600m1分39秒2(良)。3着がグレンツェント。レース結果と動画はこちら

 

 張田騎手もガッツポーズ。カジノも1周目の時とはまた違う、目つきもお鼻もガラリと変わって、凛々しい表情。っていうか、1周目とゴール板での表情って、こんなにも違うんですね。

 

 

 

 船橋にゆかり深い人馬が、この船橋競馬場で大輪の花を咲かせました。

 

 

 

 「うれしい以外なかったですね。あとは感謝です。みんなには伝わりずらいかもしれませんが、いつもいろんな人たちに感謝しています。

 

 親父のすごさはいつも思っていますが、一線級で当然のように重賞を勝っている騎手たちもすごいです。一人では勝てないし、馬主さんをはじめ、調教師さん、厩務員さん、装蹄師さん、獣医師さん、もちろん騎手も、全部が噛み合わないと重賞は勝てないんだなぁと思います。勝つことって本当に大変です。

 

 カジノは折り合いの面でマイルくらいまでがベストかなと思っていたのですが、今日の折り合いからも距離を延ばしても面白いかなと思いました。1800mになれば楽にハナへ行けそうですね。この先を見据えても、自信につながる勝ち方でした。

 

 競馬はブラッドスポーツとも言いますが、ジーナの子供で勝てたということも、本当にうれしかったです。これでお互いが初重賞というのも、運命的なものを感じますね」(張田騎手)。

 

 

 

 管理している山下調教師にとっても、騎手時代から合わせてホースマン生活においてのうれしい重賞初制覇。

 

 「最後はよく交わしてくれました。前ならあのまま下がっていったと思うので、成長してくれています。これからもっと強くなってくれると思います。

 

 騎手時代のつらかった時から、吉橋興生オーナーには本当にお世話になってきました。そんな興生オーナーの名前での初重賞をプレゼントさせて頂けたということが、本当にうれしいです」(山下調教師)。

 

 

 

 担当はフリオーソでもお馴染みの波多野厩務員。あ、栗毛同士だっ(^^)

 

 2003年の京成盃グランドマイラーズは、ジーナフォンテンは張田京騎手とのコンビで2着でした(優勝はエスプリシーズ)。母が取れなかった肩掛けを、17年後に息子が!!!

 

   

 

 カジノフォンテンおめでとう!北海道にいるジーナフォンテンお母さんも、本当に本当におめでとう!関わってこられた皆さん、本当におめでとうございました。

 

 京成盃グランドマイラーズ優勝

 

 カジノフォンテン 4歳牡馬

 

 馬主 吉橋興生様

 

 生産 登別上水牧場(北海道登別市)

 

 父 カジノドライヴ、母 ジーナフォンテン、 母父 ベストタイアップ

 

 

 5着までのコメントは、船橋ケイバのホームページで掲載されていますよ。

 

 


プロフィール
カレンダー
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
記事
カテゴリー
月別
検索する
その他
モバイル
qrcode