今月いっぱいで、大井競馬場の荒居貴美夫調教師と菅原秀雄調教師が定年のために引退。國平幸一騎手は第二の道へ進むことになりました。
荒居貴美夫調教師↓
「この仕事をやってきて、やっぱり重賞を勝った時が一番嬉しかったなぁ」と荒居調教師。東京オリンピック記念と帝王賞を勝ったローズジャック、東京3歳優駿牝馬と東京記念を優勝したパルブライト、そして、トゥインクルレディー賞を制したアカネタリヤでもお馴染みでしたね。
ワイドの始まった1999年に、人気薄で3着に入ってワイドの女王として君臨したラシアンスキーも、重賞は惜しくも手が届きませんでしたが、私は記憶に残るお馬さんでした。
「これまで(この世界に)尽くしてきたと思うからね。今度は馬主としてかかわっていきたいと思っているんだよ」(荒居調教師) この後は地元栃木に帰るそうですが、これからはまた馬主さんとして南関東にかかわって頂けることは嬉しいです。
昨日のメインレースで愛馬エムケーファイヴが優勝して、見事ラストを飾りました。
菅原秀雄調教師↓
「競馬は難しかった。馬を読み切ったつもりでいたのはこの仕事を始めて2、3年だけ。やればやるほど、本当に深い世界だったなぁ」というのは菅原調教師。
大井記念を優勝したホウエイコスモスや全日本3歳優駿勝ち馬オグリダンディ、トゥインクルレディー賞馬クリオネーを手掛けました。
厩務員としても30年近く過ごしましたが、のちに種牡馬にもなるアラブのリスキユリも担当しました。「重賞もたくさん勝ってくれたなぁ。カイバを残したこともないくらいにたくましい馬だった。気合い乗りも良くてがっちりしていたね。人を乗せたまま、立ち上がって歩いていたよ(苦笑)」(菅原調教師)
またちょくちょく遊びに来て下さるそうなので、お会いできること楽しみにしています。
國平幸一騎手↓
平成7年にデビューした國平騎手は、先日の大井開催最終日に騎乗したエーピーセラヴィ(9着)がラストでした。「返し馬の時にウルッときちゃったね。あ〜、もうこれが最後なんだと思ったら」(國平騎手)。
これまでを振り返って一番嬉しかったのは、バビアナムーンとのコンビで初勝利をあげた時だったそう。
「骨折だけでも5、6回はやったかな。とにかく怪我が多かった」(國平騎手)と、約13年の騎手人生を振り返っていました。本当にお疲れ様!今後についてはまたお伝えします。