さぁ、とてもうれしい話題です。
メジロマックイーン産駒最後の現役馬という、ギンザグリングラス。中央1勝の成績で南関東入りし、長きに渡って、川崎の山田正実厩舎で走り続けました。9歳秋まで走り、通算成績は109戦3勝2着5回3着11回。
ギンザグリングラスの熱烈ファンだった藏内優子さんが新しいオーナーとなって種牡馬入り。
5月12日に撮影したギングリさんの写真を、藏内オーナーから提供して頂きました。白馬牧場さんにて。↓
ギングリさんも今年13歳。青と緑と白のコントラストが最高にきれいです。
2016年に生まれた初年度産駒は2頭いて、そのうちの1頭が、ついに明日5月18日の川崎競馬場で行われるスパーキングデビューに登場します。鞍上は藤江渉騎手。枠順はこちら。
ミナノキング、2歳牡馬。
父はギンザグリングラス、母も川崎の山崎(尋)厩舎のキョウエイプレアーという、川崎にゆかり深い血統の持ち主です。お父さんもお母さんも息子さんも芦毛さん。
父が種牡馬生活を最初に過ごして愛をいっぱい注いでくれた旭牧場さん生産馬。
ミナノキングも、ギングリさんを現役時代に所有されていた秋元順紀オーナーがお持ちになり、所属も同じ山田厩舎、ホワイトクリスマス賞をともに制している元騎手の岩城方元厩務員が、お世話をしています。
「懐っこい馬ですね。馬っぷりがよくて跳びも軽いし、お父さんくらいに走れれば。こうやってうちにいた馬が種牡馬入りをして、その子供も預からせてもらって、思い入れもあるし、とてもうれしいです」(山田調教師)。
どの馬たちも、この世に誕生してくるのが大変なことで、競馬場にやって来るのも大変なことで、デビュー戦を迎えられることが、どれだけ尊くすばらしいことか……。
たくさんの人たちの愛と思いと夢がこもったミナノキングが、ついにデビュー戦を迎えます。何より無事に……。