2017年南関東リーディングは238勝を挙げた大井の矢野貴之騎手でした。矢野騎手にとって初の南関東リーディングで、勝ち星も過去最高。同時に、大井競馬場のリーディングにも輝きました。
「200勝は目標にしてきたので数字の部分では達成できたかなと思っています。ただ、大きいところを勝ったのは少なかったので、そういう物足りなさはあります」と矢野騎手。
リーディングに立っていた森泰斗騎手が怪我で長期休養に入り、そこから矢野騎手がリーディングに変わりました。今度は初めて追われる立場になって、どういう心境だったのでしょう……。
「数字の部分では一番勝たせて頂いていますが、技術ではうまい人たちがいますから。まだ若手の気分というか、追われるという感じもなく、リーディングという意識はなく乗っていました」。
矢野騎手と言えば、デビューした高崎競馬場廃止後に大井競馬場に来たことでも知られています。「いつやめてもいいと思っていた時期もありましたが、あきらめないでよかったです」。参考記事はこちら。
矢野騎手自身も今年はより大切な1年になることは痛感しています。「今年は戦国時代ですし、生き抜かないといけないと思っています。そこで結果を出さないと本当のリーディングじゃないと思っていますし、気を引き締めていきたいです」。
さて、矢野騎手に写真撮影用のリーディングポーズをお願いしたところ、
まずはこのポーズをしてくれました。↓
でも……。
「なんか、えらそうですよね?(苦笑)」と矢野騎手は言って、今度はこちら↓
若手がよくするポーズですよね。そんな控えめなところも矢野騎手らしいな(^^;
矢野騎手は体の柔らかさでも有名なのですよ。
突然お願いしたのですが、いきなりこの柔らかさ。体と足がぴったりくっついとるよ(^^;
「何もしていないんですけどね。子供の頃からこんな感じですよ。お蔭様で、腰が痛いとか、そういう体の痛いところがないんです」と矢野騎手は言っていて、逆にマッサージはもみ返しがきちゃうそうであまり利用しないそうです。
ただ、騎手の中ではぽっちゃり男子だそうで、そういう部分で気を遣うところはあるそうです。
しかし、一般人でも日々生活をしていれば、体の痛みはあるものですから、こんなにも乗り続けて痛みがないというのは天職ですね。去年は地方全体で1492鞍騎乗し、この数字は全国ナンバー1です。
さぁ、南関東初リーディングを記念して、動画を勝手に撮らせて頂きました(^^)
矢野騎手、関わってきた全ての皆様、おめでとうございました!