3歳重賞・戸塚記念S1が行われました。
14頭の好メンバーがそろった一戦。
激しい雨が降ってきてびっくりした時間帯もありましたが、戸塚記念の発走前には落ち着きました。馬場はやや重。
全頭パドック↓
優勝したのは、笹川翼騎手がコンビを組んだ3番人気ティーズダンク(浦和・水野貴史厩舎)。北海道時代にはサンライズカップを勝っている重賞ウイナー。
南関東移籍以降、昨年の全日本2歳優駿3着をはじめ、東京ダービー3着、京浜盃3着、羽田盃4着と高いレベルで走り続けてはきたものの、あと一歩のところで涙を呑んできただけに、念願の南関東でのタイトルを獲得。
ひと夏越したティーズダンクの佇まい。水野調教師も言っていたように、貫禄たっぷり!
レース結果と動画はこちら。
ティーズダンクは中団から進出していく形。大逃げを打って縦長の展開を作ったファルコンウィングも、最後まで素晴らしい粘りを見せましたが、ティーズダンクがゴール前に1馬身交わしたところがゴール。勝ちタイムは2100m2分16秒9(やや重)。
2着がファルコンウィング。3着は3番手から進めたウタマロ。
浦和勢のワンツーフィニッシュとなりました。
引き返してきた時の表情↓
笹川騎手
「クラシックはとても悔しい思いがあったので、今日は何とか取りたいという気持ちで挑んだので、馬にタイトルをプレゼントできたことが何よりうれしいです。
休養明けでしたが、跨った感じでは背も伸びているなぁと思ったし、力もついている感触はありました。レース勘が(休み明けだったので)心配でしたが、2100mもきっちり上手に走ってくれてとてもえらい馬です。
前のペースが少し速かったですが、とにかくこの馬のリズムで大事に行ってあげようということだけを意識して、最後はできれば外に出したいなというのは頭にあったので、その通りになって良かったです。
末脚勝負では自信があったので、うまく射程圏内に入れば何とか交わしてくれると思っていましたが、前との距離がなかなか縮まらなくて焦ったところもありましたが、最後はきっちりと捉えてくれて、馬の底力でカバーしてくれたような感じですね。
カメラの前の皆さん、今日は応援ありがとうございました。ティーズダンクと一緒に僕も成長していきたいです。今は無観客競馬ですが、もう少しでお客様が入れる時期が来ると思うので、その時はまた現地でたくさん応援してください」
水野調教師
「クラシックでなかなか勝てなかったので、ここでひとつタイトルを獲らせてあげてホッとしています。枠がちょっと外だったので、無理には前に行かないで馬のリズムで、あとは笹川騎手にお任せでした。最後はしっかり伸びてくれる馬なので交わしてくれると思って見ていました。
馬の上がりを見て大丈夫ならダービーグランプリを目指したいと思います。
今日はカメラの向こう側で応援して頂いてありがとうございました。またしっかり仕上げてタイトルを獲れるように頑張ります」
南関東で初めて見せてくれた肩掛け姿。
担当はタービランスや新潟時代にはロバリーハートやイブキクラッシュなどを手掛けた横山厩務員。
戸塚記念優勝おめでとうございます。
ティーズダンク 3歳牡馬
馬主 立山伸二様
生産 原田牧場様(日高町)
父 スマートファルコン、母 ビフォーダーク、母父 キングカメハメハ
2着馬からのコメントは、後程お伝えします。
ウェブハロンでも戸塚記念の話題は紹介させて頂きます。