昨日行われた優駿スプリントトライアルは、1着馬と2着馬に、6月23日の優駿スプリントに出走する権利が与えられるトライアルレースです。
繁田健一騎手騎乗の1番人気カプリフレイバー(船橋・稲益厩舎)が、2番手からの差し切り勝ち。勝ちタイムは1200m1分12秒9(不良)。この2日間で行われている1200m戦の中でも圧倒的に速いタイム。2着には2馬身半差でファルコンビーク。3着には鎌倉記念の覇者インペリシャブルが入りました。
サウスヴィグラス産駒のカプリフレイバー、509キロの好馬体。
今回は初コースや初右回りなどクリアしなくてはならないこともありましたが、しっかりと結果を出し、次の大一番に向けても最有力候補として名乗り出ました。1600m戦を1度使って残念な結果に終わった時もありましたが、短距離戦では負けなしです。
レース結果と動画はこちら。
パドックから馬場に向かう時も、ゴール前写真を見ても、カプリくんは周りを見てますね(^^)
「自分の中ではどう乗っても勝てると思っていたので、位置取りは2番手でもいいし、スタートを出てから決めようと思っていました。
行きっぷりはいいのですが、思っていた以上に外にもたれて回っていかなかったので、真っすぐに走らせるのが必死でした。それは課題ですね。デビューした時から力はすごいあるので、それをどう出してあげるかです」(繁田騎手)。
繁田騎手のお話しを聞いて、それでいてこのスピードと強さなのかぁと驚きました。課題があるということは、さらに強くなる可能性を持っているということですからね。本番の優駿スプリントでは今日の課題がどんな風になっているのかも興味津々です。
2着には本田正重騎手騎乗の5番人気ファルコンビーク(大井・村上厩舎)。優駿スプリントに出走する権利をつかみました。
村上厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいる馬です。「いい脚を使ってくれたので、位置取り次第では。だんだんパワーアップしてきて、雰囲気もよくなっています」(村上調教師)。
鎌倉記念の勝ち馬インペリシャブル(川崎・高月厩舎)はスプリント戦に転向。御神本訓史騎手が久しぶりに手綱を取り、4番手からの競馬で3着でした。
「1200mはいいですね。初めての右回りも問題はなかったです。今日は57キロを背負っていたし、砂を被る競馬も覚えてきて上手になっていると思います」(御神本騎手)。
優駿スプリントでは、どんな走りを見せてくれるでしょう!!!
ストーミーデイ(笹川翼騎手、大井・沢厩舎)が疾病(感冒)で除外になったのはとても残念でした。ここで走っていたらどんな結果だったのかなぁと。本番の楽しみに取っておきたいと思います。