若葉(わかば)オープンを振り返る。

 先ほど川崎競馬場で行われた3歳馬による若葉(わかば)オープンは、張田昂騎手が騎乗した2番人気スマイルウィ(船橋・張田厩舎)が優勝しました。

 

 外の3番手から進めていき、最後の直線では逃げ粘るアンパサンド産駒ボンモマンを1馬身半差つけての差し切り。勝ちタイムは1500m1分35秒5(良)。2着がボンモマン、3着はアカフジ。

 

 レース結果と動画はこちら

 

 

 

 

 

 張田調教師は、ブイサインで「2」のポーズをしていました。張田厩舎通算200勝達成とのこと!!!

 

 

 「行きたがるところのある馬でこの前は残念な結果だったので、今日は取りこぼせないレースだったのできっちり勝つことができてよかったです。展開が向いてくれたところはありましたが、最後はギリギリ交わしてくれるかなぁと思いながら追っていました。

 

 この馬なりに良化しているし、距離はマイル以下で持ち味を発揮してくれる馬だと思います」(張田騎手)。

 

 

 

 張田調教師、スマイルウィの頑張りを労って、なでなで。

 

 賞金加算をして、この後、どんなローテーションを組んでくるのかな。

 

 


川崎開催4日目〜!!!中島騎手、北島騎手!!!

 川崎開催4日目が始まりました。今日も暑い!

 

 昨日は山崎誠士騎手が5勝を達成!!!

 

 さぁ!今日のメインレースは、3歳馬による若葉(わかば)オープンが行われます。賞金500万円レースなので、この賞金をゲットした馬が、この後どんな方向に進んでいくのかも興味津々。東京ダービー馬アンパサンドの孝行息子ボンモマン(川崎・林厩舎)が、森泰斗騎手との初コンビです!!!

 

 1レースが始まり、中島良美(なかしまよしみ)騎手★騎乗の7番人気ゴールドスーツ(浦和・野口厩舎)が優勝しました。スタートはゆっくりで後方から進めましたが、3コーナー手前から進出していき、最後は豪快に外から伸びて、2着の酒井忍騎手が手綱を取ったアールレアルとの叩き合いを制しました。

 

 

 

 

 

 「本当は中団の前くらいにつけて競馬をしたかったですが、出遅れてしまったのであの位置になりました。別の馬ですが、ジッとして仕掛けるタイミングを失敗してしまったので、今回はその失敗を繰り返さないようにしようと思いました。

 

 仕掛けるタイミングをどうしようと思った時に、忍さん(同じ後方にいた酒井騎手)が上がっていったので、そのタイミングで一緒に上がっていきました」(中島騎手)。

 

 中島騎手は追い込んでくる姿がとてもカッコいいのですが、笑顔はめんごいのですよ(^^)

 

 

 

 出遅れてしまってもすぐに切り替えて、目標にする先輩をしっかり見定めて冷静に対処できたところがすごいですね。ちょうどそのお話しを伺っている時に近くにいた山林堂信彦先輩も、最初の頃は石崎隆之騎手の後ろをついていくようにしていたという話しをしていました。

 

 レースに乗りながら、馬たちに、先輩たちに、学んでいくんですねぇ。

 

 

 そんなことを考えていたら、

 

 2レースは北島希望(きたじまのぞみ)騎手★騎乗の7番人気シナジー(浦和・柘榴厩舎)が、2番手から抜け出し押し切りました。北島騎手はこの川崎開催は4勝目、通算7勝目。北島騎手も、レースではかっこいいけど、笑顔がめんごい(^^)

 

 

 

 

 平山真希調教師が騎手を引退してから、南関東競馬ではこういう光景が長らく見られなかったんですよねぇ。今では毎日のように、中島騎手と北島騎手の騎乗する姿が見られる。個人的にも、ずっと憧れていた光景なので、うれしくて( ;∀;) 1日も早く、お客様の前で騎乗できますように。

 

 


今日の1枚〜レースを終えて〜

 川崎マイラーズを各馬が走り終えて帰ってくる時。

 

 まとまって引き上げてきた時の姿がカッコよかったのでパチリ。

 

 向かって左から、サルサディオーネ、グレンツェント、ワークアンドラブ、リッカルド、カジノフォンテン、キャプテンキング。

 

 

 

 

 

 ここでは大きいサイズはのせられないので、Twitterの方にのせてみたので、興味のある方はどうぞ。

 

 

 主催者から送られてきた上位馬のコメントをお伝えします。

 

2着 リッカルド 矢野貴之騎手

「思い通りの位置が取れてよかったです。4コーナーでは手応えもよくて、馬に遊ばれる前に仕掛けていった面もありました。何にしても、勝った馬が切れましたね」

 

 一時は元気のない成績もまた復活してきて、9歳でのこの力強い走りはすばらしい!!!

 

3着 キャプテンキング 和田譲治騎手

「初めて騎乗しましたが、返し馬から乗りやすかったです。スタートもよく、競馬も上手にリズムよく走れました。最後はジリ脚になってしまいましたが、力のあることを証明してくれました」

 

 1年ぶりのレースで体も+16キロ、勝負所から最後の直線でも壁になって外に持ち出しながらも、さすがの走り!

 

 4着 アンサンブルライフ 的場文男騎手

「差しもきいて4着で好走した方でしょう。前は砂をかぶってよくありませんでしたが、今は大丈夫だったので年は取っていますが成長しています」

 

 

 

 平和賞の勝ち馬も今年7歳。南関東のサンデーサイレンスと謳われたアジュディケーティング産駒も、南関東では現役3頭になったようです。その中で唯一重賞戦線で走っているのがこのアンサンブルライフです。アジュディケーティング産駒最後の重賞ウイナー(今日の時点で)。貴重な血、息の長い活躍を続けて欲しいですね!

 

 

 

 1番人気のカジノフォンテンについては改めてご紹介します。初めての古馬重賞挑戦、厳しい展開、最後は挟まれながらも5着に踏ん張ったのは本当に立派でした。カジノがあれほど追われている姿を、最近では初めて見ましたね。この経験を生かし、次はどんな強いカジノが見られるでしょうか!

 

 


川崎マイラーズ、グレンツェント優勝!

 今年も好メンバーが集った川崎マイラーズ。↓

 

  

 

 

 今年の川崎マイラーズは、森泰斗騎手がエスコートした8番人気グレンツェント(大井・藤田輝信厩舎)が優勝しました。

 

 

 

 ハナを切っていったのはサルサディオーネで、すかさずカジノフォンテンが続いていき、前半3ハロンのタイムはこの5年で最速の35秒4。その後ろに、1年ぶりのキャプテンキングと今年9歳になったリッカルドが続いていき、それらを見る形でグレンツェントがつけていきました。

 

 「南関東に転厩してから道中少し行きたがる所があるので、折り合いには気をつけました。枠順もよかったので、インコースで脚もためられてすごく雰囲気よく走ってくれました。速い流れだったので、折り合いという面でも乗りやすかったです。

 

 手応えはありましたが、前にいたリッカルドやキャプテンキングも手応えはよさそうに見えたので、どのくらいの伸びをするのか考えていました」(森騎手)。

 

 最後の直線では5頭が一直線になるかのようなかなり激しい競馬になりましたが、リッカルドが一歩抜け出すと、グレンツェントが大外から38秒4の脚を繰り出し突き抜けました。2着のリッカルドに2馬身半差。3着のキャプテンキングはさらに半馬身差。勝ちタイムは1600m1分39秒9(良)。1番人気のカジノフォンテンは5着。

 

 

 

 

 

 「これだけの馬を入れて頂いてどこかでタイトルを取らせなければと責任を感じていたので、今日とりあえずひとつ勝てたことは少し恩返しができたんじゃないかなと思います。中央時代に乗せて頂いた時と年齢を重ねてきた今は印象が変わって、マイル以下がベストだと思います。

 

 転厩してから、馬の状態や背中の感じは今日が一番よかったので、年齢的な心配はいらないと思いますし、このまま調子を上げていってくれると、もっと大きな舞台でも楽しみは広がると思います」。

 

 

 

 「このように重賞を勝った時に皆さんのご声援がないのはすごく寂しいです。コロナが憎いですね。皆さんのご声援が競馬場に戻ってくるのを楽しみにしていますので、それまでは画面越しで南関東競馬のご声援を変わらずよろしくお願いします」。

 

 

 グレンツェントは中央時代にレパードSや東海Sを制している重賞ウイナー。この川崎マイラーズは南関東初勝利で、自身にとっては3年4か月ぶりの勝ち星になりました。藤田厩舎の外厩馬(ミッドウェイファーム)。

 

 

 

 「これだけの馬を預からせて頂いたので勝たせることができてホッとしています。今回は枠もよかったので内々で競馬をさせるのがこの馬の能力を一番に発揮させられるということで、レースもその通りに乗ってくれて強い勝ち方をしてくれたので感謝しています。

 

 4コーナーを回った時の手応えが他の馬とは違ったので強い馬だなぁと感じました。この後は何事もなければ京成盃グランドマイラーズに行こうと思います。

 

 本当に大変な時期ですが、南関東を応援してくださるファンの皆様には本当に感謝しています。また皆様にお会いできる日を楽しみに早く来ることを祈っています」(藤田調教師)。

 

 グレンツェントにとって3年4か月ぶりの勝利、南関東で初めての肩掛け姿。

 

 

 

 川崎マイラーズ優勝おめでとうございます。

 

 グレンツェント 7歳牡馬

 

 馬主 (有) シルクレーシング様

 

 生産  ノーザンファーム様(安平町)

 

 父 ネオユニヴァース、母 ボシンシェ 母父 Kingmambo

 

 


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