今年も好メンバーが集った川崎マイラーズ。↓
今年の川崎マイラーズは、森泰斗騎手がエスコートした8番人気グレンツェント(大井・藤田輝信厩舎)が優勝しました。
ハナを切っていったのはサルサディオーネで、すかさずカジノフォンテンが続いていき、前半3ハロンのタイムはこの5年で最速の35秒4。その後ろに、1年ぶりのキャプテンキングと今年9歳になったリッカルドが続いていき、それらを見る形でグレンツェントがつけていきました。
「南関東に転厩してから道中少し行きたがる所があるので、折り合いには気をつけました。枠順もよかったので、インコースで脚もためられてすごく雰囲気よく走ってくれました。速い流れだったので、折り合いという面でも乗りやすかったです。
手応えはありましたが、前にいたリッカルドやキャプテンキングも手応えはよさそうに見えたので、どのくらいの伸びをするのか考えていました」(森騎手)。
最後の直線では5頭が一直線になるかのようなかなり激しい競馬になりましたが、リッカルドが一歩抜け出すと、グレンツェントが大外から38秒4の脚を繰り出し突き抜けました。2着のリッカルドに2馬身半差。3着のキャプテンキングはさらに半馬身差。勝ちタイムは1600m1分39秒9(良)。1番人気のカジノフォンテンは5着。
「これだけの馬を入れて頂いてどこかでタイトルを取らせなければと責任を感じていたので、今日とりあえずひとつ勝てたことは少し恩返しができたんじゃないかなと思います。中央時代に乗せて頂いた時と年齢を重ねてきた今は印象が変わって、マイル以下がベストだと思います。
転厩してから、馬の状態や背中の感じは今日が一番よかったので、年齢的な心配はいらないと思いますし、このまま調子を上げていってくれると、もっと大きな舞台でも楽しみは広がると思います」。
「このように重賞を勝った時に皆さんのご声援がないのはすごく寂しいです。コロナが憎いですね。皆さんのご声援が競馬場に戻ってくるのを楽しみにしていますので、それまでは画面越しで南関東競馬のご声援を変わらずよろしくお願いします」。
グレンツェントは中央時代にレパードSや東海Sを制している重賞ウイナー。この川崎マイラーズは南関東初勝利で、自身にとっては3年4か月ぶりの勝ち星になりました。藤田厩舎の外厩馬(ミッドウェイファーム)。
「これだけの馬を預からせて頂いたので勝たせることができてホッとしています。今回は枠もよかったので内々で競馬をさせるのがこの馬の能力を一番に発揮させられるということで、レースもその通りに乗ってくれて強い勝ち方をしてくれたので感謝しています。
4コーナーを回った時の手応えが他の馬とは違ったので強い馬だなぁと感じました。この後は何事もなければ京成盃グランドマイラーズに行こうと思います。
本当に大変な時期ですが、南関東を応援してくださるファンの皆様には本当に感謝しています。また皆様にお会いできる日を楽しみに早く来ることを祈っています」(藤田調教師)。
グレンツェントにとって3年4か月ぶりの勝利、南関東で初めての肩掛け姿。
川崎マイラーズ優勝おめでとうございます。
グレンツェント 7歳牡馬
馬主 (有) シルクレーシング様
生産 ノーザンファーム様(安平町)
父 ネオユニヴァース、母 ボシンシェ 母父 Kingmambo