さぁ、とても楽しみな重賞・川崎マイラーズ(川崎・1600m)が迫ってまいりました。発走は20時10分です。
去年の覇者キャプテンキング(和田譲治騎手、大井・的場厩舎)が1年ぶりにレース復帰します。去年は4連勝で坂井英光騎手とのコンビで、この川崎マイラーズを制しました。その後はJBCスプリントに向けて夏休みに入りましたが、蹄の不安や適レース(1400mから1800m)の関係などで、無理はせずにここから始動することにしたそうです。
去年の川崎マイラーズ↓
的場調教師がつきっきりで調教と追い切りに乗っている馬です。
「調教試験の後にフットワークも力強くなって息遣いもよくなって、思っていた以上に変わってくれました。前の休み明け(2年前のフジノウェーブ記念後)よりも、今回の方が動く感じです。1年ぶりなのでやってみないとわかりませんが、調教は順調にやれているので、あとはこの馬の能力を信じて送り出します」(的場調教師)。
今回は和田譲治騎手が初めて手綱を取りますよ!!!
この川崎マイラーズには、現在の南関東最大の上がり馬と言っても過言ではないでしょう。張田昂騎手が手綱を取るカジノフォンテン(船橋・山下厩舎)が出走してきます。
昨年の東京ダービー(6着)以降、お休みをはさんで、一気に4連勝。持ち前のスピードで先手を取っていくと、そのまま後続を楽に突き放していき、ほぼノーステッキで、大差、大差、大差、放牧休養明けだった前走は8馬身差。なんて言う強さなんでしょう。
前走のリポートはこちらをご覧ください。
「今回の最終追い切りの時計が出すぎたことはちょっと心配していましたが(競馬専門紙さんのネット版をご覧ください)、まだまだ動く余裕があるくらい楽だったようで、疲れもなかったです。とにかく全てが順調にきてやることはやりました。あとは僕がいい子にしてレースを待ちます(笑)。
本当は真ん中よりちょい外くらいの枠がよかったですが、最内枠よりはいいです(張田騎手も言っていました)。斤量差を生かして、行けるなら行って、無理な時はもまれない位置で、ハナにはこだわっていません。
今までとテンの速さは違うでしょうし、自分の競馬ができるかどうかというのはやってみないとわからないですが、これから強い相手とやっていかなくてはなりませんし、どんな走りをしてくれるのかみんなでワクワクしています」(山下調教師)。
カジノフォンテンが重賞を制した場合は、カジノはもちろん、山下調教師も張田騎手も重賞初制覇。(担当はフリオーソの波多野厩務員です)
カジノフォンテンのお母さんは2000年から2006年の地方競馬を彩った女傑ジーナフォンテン。上山から南関東に移籍し、最初に勝った南関東重賞は川崎競馬場のスパーキングレディーカップでした。その時の鞍上は張田京騎手(現調教師)。
先日、ジーナフォンテンが過ごしている生まれ故郷の登別上水牧場さんに伺ったところ、今年22歳になったジーナは今も現役の繁殖牝馬で、放牧地に行く時はガムチェーンを着けて移動しているという元気バリバリのスーパーお母さんだそうです。
そんなジーナお母さんにも船橋のお父さん(^^)にも、うれしい報告ができるといいですね!
現役時代のジーナフォンテン↓
(写真は森内智也氏撮影)
クリスタルシルバー(御神本訓史騎手、大井・村上厩舎)は、前走は骨折休養明けながら自身初の1200mながらも、優勝したサブノジュニアから0.9秒差の3着で、タイムも1分11秒9(やや重)で駆けています。さすがの走りを見せてくれました。
去年のこの川崎マイラーズは、初輸送初コース初左回りながらも、キャプテンキングに0.2秒差の3着。一度使ってどのくらい変わり身を見せているか。とても怖い1頭でしょう!御神本騎手初騎乗。
前走の様子↓
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、楽しみな馬たちがもういっぱいで!!!時間が迫ってきました!!!データ分析ができる枠順はこちら。みんながんばれー!
どの馬がハナを奪うのか、どの馬が勝つのか……。
全人馬無事に。