中央から強力なメンバーが集ったかしわ記念で、地方馬唯一の参戦となったのが、4歳牝馬のナンヨーオボロヅキ(大井・高野厩舎)でした。有年淳騎手を背に、終始後方からの競馬になりましたが、途中までは食らいついていくも、最後は7着。
ナンヨーオボロヅキは中央未勝利馬で、デビューから3戦目で高知へ移籍。その後は、高知優駿と黒潮菊花賞を制し、高知2冠馬に輝きました。昨年の東京シンデレラマイルは南関東移籍緒戦で、優勝したローレライから0.5秒差の7着。今回は放牧休養を挟んでの初戦。
(写真は3枚ともせとPさん撮影)
「交流レースという以上、地方馬が1頭もいなければ交流レースではなくなるし、逃げる姿勢は取りたくありませんでした。G1レースの強さを思い知らされましたが、3コーナーまでは頑張ってくっついてきてくれました。
オボロヅキには申し訳ないことをしましたが、幸いなことにレース後も無事ですし、これからグランダムジャパン古馬シーズンを戦っていく予定なので、すごい糧になったし今後に生きてくると思っています」(高野調教師)。
高野調教師としては、今年の最大目標は同厩舎のマルカンセンサーとともにJBCレディスクラシックに置いているそうです。昨年惜しくも敗れた東京シンデレラマイルの雪辱も果たしたいそう。
まずは、5月24日の佐賀ヴィーナスカップ(1400m)を予定していて、その後は選出されたら、7月15日のスパーキングレディーカップ(川崎・1600m)などを視野に入れていきたいそうです。
「牝馬戦線ではうるさい1頭になっていくと思います」(高野調教師)。
ナンヨーオボロヅキ、中央の強豪たちに食らいついて頑張りました!本当にお疲れ様でした。この経験を生かして、今後どんな存在になっていくでしょうか。ナンヨーオボロヅキから、目が離せなくなりました!!!