昨日、船橋競馬場で行われた報知グランプリカップ。オールブラッシュが競走除外(右前脚ざ石のため)となり、11頭によって争われました。↓
500キロ以上の大型馬がズラリ。474キロのハクサンルドルフが、この中では一番ちいちゃいという。
そんな中、唯一の牝馬の参戦となったサルサディオーネ(大井・堀千亜樹厩舎<小林>)は、牡馬の中に入っても負けない519キロの大型馬。
中央時代からダートグレード競走など重賞で好走してきて能力の高さは示してきましたが、タイトルまでもう少しの所で涙を呑み続けてきました。レパードS2着、クイーン賞2着、スパーキングレディーカップ2着、エンプレス杯3着。
南関東の一員になり2戦目で、念願のタイトルホルダーの仲間入りを果たしました。2002年の東京プリンセス賞の勝ち馬サルサクイーンの愛娘が、ついに、ついに!!!
鞍上は中央時代もコンビを組んだことのある岩田康誠騎手。担当の福田厩務員と調教パートナーの鎌田調教師補佐は、東京シンデレラマイルを勝って花嫁さんとなったローレライコンビです。
レース結果と動画はこちら。
サルサディオーネは持ち前のスピードを生かして二の脚速くハナに立っていくと、最後まで軽快に駆け抜けて、タービランスやベンテンコゾウ、ヤマノファイトなどの有力馬たちを一蹴。勝ちタイムは1800m1分53秒8(良)。2着にはタービランス、3着がヤマノファイト。
ゴール後の写真を見たら、お客様の方を見ているサルサディオーネ(^^)
岩田騎手
「日頃からお世話になっている馬主さんの馬でこういう舞台に立てて勝利できたことをうれしく思います。この馬は逃げて自分のペースで持ち込んだから渋太い馬なので、今日は外枠だったし行く馬もそんなにいなかったので、無理をしてでも行こうと思いました。
前に乗せて頂いていた時よりも馬体はすごくよく感じました。ゲートもすんなり入ってくれて、道中も自分のペースで落ち着いて走ってくれたと思います」
堀調教師
「移籍初戦を一度使って、気分よく走らせてあげたいなぁというのは考えて調整をしてきました。前走より状態もアップしていて、すんなり行ければ十分に見所は作れるなと思っていたので、いい競馬ができてよかったです。調教でもいい跳びをしてくれるし、レースでは先行力もあるので、うまく噛み合ってくれればと思っていました」
この後はエンプレス杯を視野に入れていくそうです。
サルサクイーン愛娘の念願の、念願の、肩掛け姿(涙)。
サルサディオーネ、そして、サルサクイーンお母さん、おめでとうございました!
報知グランプリカップ優勝
サルサディオーネ 6歳牝馬
馬主 菅原広隆様
生産 荒谷牧場様(青森)
父 ゴールドアリュール、母 サルサクイーン、母父 リンドシェーバー