京成盃グランドマイラーズは、御神本訓史騎手エスコートのベンテンコゾウ(船橋・川島正一厩舎)が逃げ切り勝ちを収めました。ベンテンコゾウは岩手時代に北海優駿と北斗盃を制している北海道2冠馬で、地元の重賞も制しています。南関東では重賞初制覇〜☆
担当はチャイヤプーンも手掛けている岩手競馬出身の千葉厩務員です。
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ベンテンコゾウは二の脚速く先手を取ると、そのまま後続を引き付けながらの逃げ。最後の直線に入るとその差を広げていき、2着のリコーワルサーに2馬身半差をつける圧勝。勝ちタイムは1600m1分39秒6(やや重)。
2着がリコーワルサー、3着は中央からの移籍初戦だったミッシングリンクが入りました。
川島調教師
「オーナーともどこかで(南関東の重賞を)取りましょうと約束をしていて、タイトルを取らせたかったです。前回の敗因はわかっていて、ハイペースに巻き込まれてしまったので、息の入るところもなくて直線で手応えが怪しくなりました。
今回砂の入れ替えをしてから、うちのベンテンに向いている感じでした。レースの指示は何も出していなくて、御神本君はわかっているので完璧でした。
このメンバーは強いですが、うちのベンテンも強いです。レースもうまくなっているし、走りが素直ですね。馬もかなりパワーアップしていて、全部がよくなっているからこそ、タイトルも取れたと思います。これからさらにどのくらい成長してくれるか楽しみです」
御神本騎手
「ゲートはちょっと入りを渋って心配しましたが、最後まで我慢してくれてうまくスタートを切ってくれました。前走は輸送もあったり、地元ではなく初コースだったり、前半のペースも速くなったので最後は息が持ちませんでした。今日はいいリズムで走ることができたので、最後まで何とか踏ん張ってくれました。
関係者の皆さんも一生懸命立て直してくれて、ベンテンコゾウもしっかり応えてくれました。やっと南関東でのタイトルを取ることができましたね。今日は強いベンテンコゾウを見せることができてホッとしました。まだまだ強くなってタイトルをたくさん取ってもらわないといけない馬だと思っています」
ベンテンコゾウ、南関東の肩掛け姿を初ご披露。
今後については未定ということですが、これからの南関東重賞戦線でどういう存在になっていくのか楽しみですね。
なお、その後のレースでは、全弟にあたるニッポンダエモンが御神本騎手の手綱で勝利。兄弟連続優勝となりました。
京成盃グランドマイラーズ優勝おめでとうございます。
ベンテンコゾウ 5歳牡馬
馬主 大久保和夫様
生産 土田和男様(新ひだか町)
父 サウスヴィグラス、母 スタートウショウ、母父 スキャターザゴールド