3歳重賞・東京湾カップは、東京ダービーの優先出走権が獲得できるラストチャンス。
集まったのはこの13頭です。↓
優勝したのは石崎駿騎手騎乗の2番人気サクセッサー(船橋・佐藤賢二厩舎)。北海道から南関東に移籍し、2着が続いた時期もありましたが、うれしい重賞初制覇。
サクセッサーの母ヒャクマンゴクは兵庫と金沢で走った地方生え抜き馬。曾祖母のスピードキヨフジはロジータの祖母としても知られています。
レースを振り返ってみると、NARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞したイグナシオドーロやクラウンカップの覇者ホールドユアハンドが先行していき、サクセッサーは前を見ながら3番手外目を追走。
サクセッサーは4コーナー手前から先頭に立つと、そのまま後続を突き放していき、激しい2着争いを尻目に後続に4馬身差をつける内容でした。勝ちタイムは1700m1分50秒6(良)。
2着には笹川翼騎手のグリードパルフェ(船橋・山田厩舎)が入り、ここまでが東京ダービーの優先出走権を手にしました。
石崎騎手
「前走は折り合いがつかなくてうまく乗ることができなかったので、今回は結果を出すことができてよかったです。今日は折り合いだけを考えながら、先行力があるのであの位置につけて、道中もうまくいっているなと。4コーナーでは勝てると思ったくらいのいい手応えでした。
仕掛けはちょっと早いかなとも感じていましたが、直線で抜け出しちゃうと遊ぶところがあるので、逆に勢いをつけていきたいなと思って、4コーナーから仕掛けました。1頭になって遊びながら走ってはいましたが、手応えは十分でした。
今回は間隔があまりありませんでしたが、回復力が早くてすごく感心していました。丈夫でしっかりしている馬ですね。まだ幼いところもあるし、ひとつひとつです」
佐藤調教師
「折り合いが心配でしたがうまく乗ってくれました。直線を向いてハナに立つといつもフワッとするところはありますが、しっかり走ってくれましたね。思っていた通りの走りができました。状態を見ながら次走は東京ダービーになるとは思います。強い馬はいますが、うまく仕上げて負かしたいです」
佐藤厩舎は京浜盃馬ステッペンウルフもスタンバイしていますが、次から次へと重賞ウイナーたちが誕生していきますね。ホントすごいです。
(口取り写真この1枚はせとPさん撮影です)
担当はミスミランダーがロジータ記念を勝った時の岡本厩務員。
東京湾カップ優勝おめでとうございます。
サクセッサー 3歳牡馬
馬主 (有) 新生ファーム様
生産 新生ファーム様(日高町)
父 アドマイヤオーラ、母 ヒャクマンゴク、母父 ブラックタキシード