こちらでも速報でお伝えしたように、2歳馬による地方交流重賞・平和賞は、瀧川寿希也騎手騎乗の6番人気ヒカリオーソ(川崎・岩本洋厩舎)が逃げ切り勝ちを収ました。父は南関東の誇りフリオーソ。フリオーソ産駒記念すべき南関重賞初制覇です。
担当の小林厩務員にとっても重賞初制覇。お手伝いはゴールドパテックの甲斐厩務員。
船橋競馬場がキラキラしていることはお伝えしましたが、こんな感じで撮影できるんですよ。これからの季節によりピッタリ。お馬さんとキラキラを撮影したい方は、船橋競馬場がとてもいい感じ。
レース結果と動画。
逃げるヒカリオーソ、2番手につけていたのが北海道のマイティウォーリア。そこに、4番手から進出してきた牝馬のトーセンガーネットも追い込んできて、最後はヒカリオーソに4分の3馬身差まで詰め寄りました。優勝はヒカリオーソ、2着がトーセンガーネット、3着はマイティウォーリア。勝ちタイムは1600m1分43秒3(重)。
瀧川騎手と2着のトーセンガーネットに騎乗した笹川翼騎手は、教養センター同期生。重賞ワンツーを決めました。
岩本調教師
「前々走のハナに行って勝った時から、馬もグンといい方に向いています。競馬場では入れ込むところのある馬ですが、今日は初コースですが落ち着いていました。この馬自身はまだ馬が若くて少しトモが流れちゃうところがあります。川崎はコーナーがきついので、船橋の方がゆったりしているので、そういう意味ではいい走りができるかなと思いました。
馬体はまだまだ薄くてボリュームが欲しいですし、トモも力強くなってくれるといいです。これからの馬ですね。ただ、思っていた以上に走ってくれていて、うれしい誤算です。マイルくらいまでなら気にしなくてよさそうですが、折り合いもついて落ち着いて走れる馬なので、案外こなせるかなと思っています。今後は馬の体調面と相談して決めたいと思います」
瀧川騎手
「未完成な馬なので、ラチを頼らせて走らせてあげたいと思って、今日は無理くり行ってやるくらいの気持ちで出していったら、うまくハナを切ることができました。折り合いもほぼ完ぺきで、最後は初コースの分、物見をして、耳をピョンピョン動かして遊んでいました。まだ課題はありますが、ゲートも大人しくてスタートもうまいし、気がよくて、乗りやすいです。
僕自身は船橋競馬場が4場で一番苦手なので、重賞を勝てたことは自信にもつながります。ワンツーになったのは翼から言われたんですが、仲もいいですし、教養センター時代に下手な僕に教えてくれたのも翼です。こうやって若い2人で盛り上げていけたらいいなと思います!」
平和賞優勝おめでとうございます。
ヒカリオーソ 2歳牡馬
馬主 西森鶴様
生産 ヒカル牧場様(新冠)
父 フリオーソ、母 ヒカリヴィグラス、母父 サウスヴィグラス、祖母 マイムーン