昨日、浦和競馬場で行われた牝馬たちの重賞しらさぎ賞。
全馬のパドックの様子↓
優勝したのは、吉原寛人騎手が手綱を取った2番人気ラーゴブルー(川崎・内田勝義厩舎)。中央未勝利で、昨年12月から南関東の一員になって4連勝を飾ると、前走の準重賞ティアラカップで2着になり、このしらさぎ賞は重賞初挑戦でした。勢い抜群!!!外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいるそうです。
名前に合わせたカラーで、尾っぽにつけている青いボンボンがとってもかわいかったですよぉ。
レース結果と動画はこちら。
南関東初戦を迎えたJBCスプリントの覇者コーリンベリーがハナに立っていくと、ラーゴブルーは3番手内目を追走。
最後の直線に入るところでは、後方から一気にまくっていったファイトユアソングが先頭に変わると、内からラーゴブルーも上がっていき、2頭のマッチレース。最後はラーゴブルーがファイトユアソングに4分の3馬身差つけたところがゴールでした。勝ちタイムは1400m1分27秒1(不良)。3着は昨年の覇者ニシノラピート。
内田調教師
「どんな競馬でもできるセンスの高い馬です。前回はあれだけ後ろからの競馬になりましたが、今日は積極的な競馬をしてそれで負けたら仕方がないと、吉原には伝えておきました。イメージよりは前につけていたけれど、最高の競馬をしてくれましたね。
今日は52キロの斤量も生かせましたが、ポテンシャルの高い馬ですし、斤量差がなくても重賞でやっていける力はあると思っています。まだ体も緩くて成長がゆっくりの馬なので、これからです。
お姉さん(デニムアンドルビー)もタイトルを持っているし、弟(キタノコマンドール)も中央で大レースを取れそうなところにいるし、この馬も取れてホッとしています。今後についてはオーナーと相談をして決めたいです」
吉原騎手
「スタートは上手に出てくれました。あとはしっかりと自分の狙った位置を取りたかったので、1コーナーの入りが少し強引になってしまったのは反省しなければいけません。4コーナーで(相手に)まくられた時に向こうの手応えがよくてびっくりしましたが、この馬の力を信じて追いました。根性を出して頑張ってくれたと思います」
しらさぎ賞優勝おめでとうございます。
4歳牝馬 ラーゴブルー
馬主 吉田和美様
生産 ノーザンファーム様(安平町)
父 ハーツクライ、母 ベネンシアドール、母父 キングカメハメハ
<他陣営のコメント>
2着 ファイトユアソング 山崎誠士騎手
「4コーナーでは勝ったと思うくらいの手応えでしたが……」
3着 ニシノラピート 的場文男騎手
「枠の差もあったし、行ければ行こうと思いましたが、行きっぷりがよくなかったです」
4着 コーリンベリー 御神本訓史騎手(1番人気)
「すんなり行けなかったし、向正面でも手前を替えなくて、無理をしている訳でもないのですが手応えもありませんでした。格は違うので、コースとか58キロというよりも、こういうリズムでしか走れないというのは……。レースで乗ったのは初めてなので何とも言えないのですが」