南関東競馬2018年最初の重賞が報知オールスターカップで、新年一発目から好メンバーが集結。地方交流戦ということで、他地区の皆さんもお迎えして行われました。
ここを優勝したのは、岡部誠騎手が手綱を取った1番人気ディアドムス(大井・森下淳平厩舎)。中央時代は全日本2歳優駿と北海道2歳優駿を勝っていることは皆さんもご存知のこと。前走の勝島王冠で約3年ぶりの重賞勝ちを収め、これで重賞2連勝(重賞通算4勝)。
全日本2歳優駿を制した馬の底力というものを、前走に続いてまざまざと見せつけられる1戦になりました。ディアドムスが新天地でまた花を咲かせています!!!
全頭パドック↓
ディアドムスを囲んで、岡部騎手と佐藤厩務員。
佐藤厩務員はハッピースプリントやフレアリングマズルなどでもお馴染みですが、これで厩務員さんとしての重賞4場制覇達成だそうです。
ディアドムスは内の中団を進めていくと、2周目の3〜4コーナーで外に持ち出し、最後の直線で一気に抜け出しました。道中はディアドムスのピタリと後ろにつけていた10歳馬オメガスカイツリーも追い込んでくるのも、ディアドムスが3馬身差をつけての圧勝。勝ちタイムは2100m2分17秒4(良)でした。3着がトロヴァオ。
レース結果、レースリプレイはこちら。
引き上げてきた時の様子(10歳のオメガスカイツリーは早々に来年も南関東の一員として11歳で走る権利を得たので、記念に撮影しております)↓
岡部騎手
「毎回乗せて頂くたびに状態が良くなっていて、復活というよりも成長している感じです。反応も良くなっているし、脚質転換というか、今日みたいなためて脚を使えるし、活気も出てきています。
作戦では早めに動こうと思いましたが、内々で出せなくて、これで飛んだから大ブーイングだなぁとヒヤヒヤして乗っていました。4コーナーで外に出した時に肩鞭入れたらギアが上がったので、これなら大丈夫だなと思いました」
森下調教師
「中間の状態の良さも感じていましたので、装鞍所やパドックの雰囲気も良くて、返し馬も元気に走っていて、力を出せる状態だなぁと思ってレース前から見ていました。
枠が内だったのでうまく2周目の向正面くらいから外のポジションを取れるか心配でした。3コーナーまで内のポジションにいる形になって不安だったのですが、そこからうまく騎手がさばいてくれて、脚をしっかり使ってくれました。最後の脚は思っていた以上で、強い競馬をしてくれました。こういう競馬ができることが確認できて、強い競馬をしてくれました」
今後については馬の状態を見てオーナーさんと相談をしていきたいということでしたよ。この路線のダートグレードレースにおいても頼もしい存在ですねぇ。
森下厩舎の今年も楽しみです。2018年の目標は、『健全健康』。人馬ともに健康でいることが自ずと成績にもつながっていくと思うとのことでした。「いいスタートが切れたので、今年はファンの皆さんの期待にもっと応えられるようにスタッフ一同頑張っていきたいです」(森下調教師)。
報知オールスターカップ優勝
ディアドムス 6歳牡馬
馬主 高樽秀夫様
生産 ビッグレッドファーム様(新冠)
父 ジャングルポケット、母 マイネランデブー、母父 アグネスデジタル
大井・森下淳平厩舎