昨日行われた3歳重賞、地方交流戦の黒潮盃(大井1800m)は、的場文男騎手がエスコートした1番人気ブラウンレガート(大井・阪本一栄厩舎)が制しました。
的場騎手がつきっきりで調教に乗っている馬としても知られていますね。
先日のこと。ちょうど都心でも37度近く上がった日。朝7時頃にはすでに異常なほどの暑さでしたが、人馬ともに汗をだらだらかきながら、トレーニングを終えて引き返してきた的場騎手とブラウンレガート。↓
引き返してきてから、カイバをバックバクとがっついて食べていたところも好印象。
ニューイヤーカップは初物尽くしの中で、のちの2冠馬ヒガシウィルウィンにタイム差なしの2着に敗れ、クラシックレースは熱発の影響などもあり、あと一歩のところで、ヒガシウィルウィンとキャプテンキングに叶わず。
力は十分にあることは示してきただけに、この黒潮盃は是が非でも勝ちたい1戦でした。ついに、つかんだ、重賞ウィナーの称号!!!
全頭パドック↓
レース結果
レース動画
レースはシェアハッピーが逃げる形になり、2番手にオリジナルポイント、ブラウンレガートはそれらを見る形で内を追走。最後の直線に入ると間を割って抜け出し、後続を力強く突き放していきました。これまでの鬱憤を晴らすかのような圧勝劇。2着のカンムルに4馬身差をつけました。勝ちタムは1800m1分54秒8(重)。
ブラウンレガートの力の違いをまざまざ見せつられた一戦になったと思います。
2着にカンムル、3着には58キロを背負ったソッサスブレイが入り、クラシック参戦組が上位にきた形。
なお、的場騎手はこの黒潮盃は8勝目で、最高齢重賞勝利記録を60歳11ヶ月4日に更新。なんか、10年後にも、最高齢重賞勝利記録を70歳11か月4日に更新と、普通にニュースになっていそうで怖い(笑)。
担当の中井厩務員になでなでしてもらっていますね。中井厩務員にとっても記念すべき重賞初制覇。「ホッとしました」(中井厩務員)。
的場騎手
「普通に走れば勝てるとは思っていましたが、競馬は何が起きるかわからないので、油断はしないようにしようと。どんな競馬でもできる馬ですが、好位3、4番手から進めて、直線入ったところで2つ目が開いたので抜け出した時には勝ったと思いました」
阪本調教師
「クラシックは熱発のアクシデントでいい結果を出せなかったので、これまでの鬱憤が晴れました。イメージ通りの競馬で直線に入った時にはもう大丈夫だろうと思ったくらいで、今日はまとちゃんが完璧に乗ってくれました。言うことないですね。
デビューから1戦1戦精神的にも肉体的にも強くなってくれています。クラシックは勝たせてあげることができませんでしたが、今日の勝ち方が本来の姿です。今後のことはこれから考えます」
ついに、ついに、ブラウンレガート重賞の口取りです!
最初はソワソワしてポーズを撮りませんでしたが、最後はばっちり決めていましたよ。
ブラウンレガートのお初の肩掛け姿!!!↓
黒潮盃優勝おめでとうございます。
ブラウンレガート 3歳牡馬
馬主 小島學様
生産 藤本ファーム様(日高町)
父 ディープスカイ、母 シーズガットゲイム、母父 Forty Niner
大井・阪本一栄厩舎
詳しい振り返りと全頭コメントは、大井競馬ホームページ内の重賞コーナーで。