第63回目の東京ダービーが終わりました。
選ばれし15頭はこちらです↓
全頭パドック↓
レース結果
レース動画
優勝したのは、森泰斗騎手が手綱を取った2番人気ヒガシウィルウィン(船橋・佐藤賢二厩舎)。北海道の角川秀樹厩舎からデビュー。半姉には東京湾カップの覇者ディーズプリモ、叔母には桜花賞馬イチリュウがいる南関東にゆかり深い血統の持ち主です。
羽田盃はキャプテンキングに惜しくも敗れてしまいましたが、羽田盃でつけられた半馬身差をどうしたらいいのか……。東京ダービーでの逆転を目指し取り組んできました。
日々の調教↓
調教パートナーの米谷調教師補佐と担当の秀島厩務員。
関わっている皆さんも「今までで一番のデキ」とコンディションには自信を持って臨みました。馬場に入っている時も洗い場でも、450キロくらいには感じさせないくらいに大きく見せていたのは好調の証だったのでしょう。
パドックでもすばらしい雰囲気を醸し出していましたね。↓
レースは5番手付近を進めていき、3〜4コーナーでスーッと上がっていくと、最後の直線では抜群の手応えで先頭に立ち、そのまま独走。2着のキャプテンキングに6馬身差。勝ちタイムは2000m2分6秒9(重)。サウスヴィグラス産駒初の東京ダービー制覇にもなりました。
正直、ヒガシウィルウィンの強さには驚きました。この短期間で、これほど差がつくものなのか……と。本当にすばらしいです。
森騎手「目標にしていたレースで朝から緊張していたので、今は疲れがどっと出ています(苦笑)。前走で手応えをつかめたので逆転できると、気持ちで負けないように集中していました。キャプテンキングより前で競馬をさせるという指示で、道中は折り合いもついてリズムも完璧でしたね。
ダービーは夢だったので本当にうれしいです。騎手人生で最良の日です。北海道の皆さんからバトンを受けて、船橋でも大切に一生懸命育ててきました。最初は赤ちゃんみたいにコロコロしていたんですが、今はオープン馬らしく風格も出てきたと思います。今度は中央馬との対戦ですが、今のこの馬なら十分に戦えると思います」
佐藤調教師「うれしいの一言です。羽田盃で負けたけど巻き返してやろうとやってきて、その結果が出てよかったです。次は馬の状態を見て決めますが、今の感じながら中央馬ともいい勝負をするのではないかと思っています」
ジャパンダートダービー、今から待ち遠しいです!!!
佐藤調教師にとっては2001年に南関東史上初の4冠馬トーシンブリザードともに世代の頂点を極めましたが、16年ぶりの東京ダービー制覇になりました。
森騎手、調教パートナーの米谷調教師補佐、担当の秀島厩務員にとってもダービーは初制覇です。
第63代目東京ダービー馬ヒガシウィルウィン。
ヒガシくん、かかわってきた全ての皆様、本当におめでとうございました!
馬主 (株) MMC様
生産 グランド牧場様(新ひだか町)
父 サウスヴィグラス、母 プリモタイム、母父 ブライアンズタイム
船橋・佐藤賢二厩舎
ダービーの詳しい振り返りと全頭コメントは、大井競馬ホームページ内の重賞コーナーに掲載します。森騎手のダービー制覇の思いは南関魂でさらにお聞きできたらいいなと思っています。