さぁ、今年からS1に格上げされた東京記念が刻々と近づいてまいりました。
地方交流戦ということで、南関東以外の地方馬の皆さんもとても豪華。
愛知の雄カツゲキキトキト(大畑雅章騎手、愛知・錦見厩舎)が今年も参戦してきますね。去年の東京記念は惜しくも2着になってしまっただけに、今年こそは……の想いも強いでしょう。力のあるところは十分に示してきているだけに、今年はどんな強さを見せてくれるのか楽しみです!
ここでは、大井初登場となる2頭をクローズアップしますね。
〇 ストロングサウザー(山本政聡騎手、岩手・櫻田樹厩舎)
中央時代は佐賀記念とマーキュリーカップを勝ち、岩手の一員になってからは、初戦となった前走を格の違いで勝利。それでも最後はやめようとしていたくらいで、まだ余力たっぷりだったそうで……。実績ではメンバー中ナンバー1だけに、その強さをここでも見せることはできるでしょうか。興味津々。
「年齢を重ねてきてズブさを見せるようになってきたので、逆に引っ掛からないので距離は延びてもよさそうです。スイッチが入った時は抑えきれないほどで、そういうところを見ていると7歳になりましたが力の衰えないはないと思っています。行く以上はいい結果につなげたいです」(岩手・櫻田調教師)
〇 ステージインパクト(五十嵐冬樹騎手、北海道・佐久間厩舎)
中央、兵庫、現在は北海道所属馬として走り、昨年の道営記念を制しているステージインパクトが参戦してきます。北海道は6日の北海道胆振東部地震において甚大な被害が生じました。門別競馬場もライフライン復旧の見込みが立たず開催中止が余儀なくされました(25日から再開予定)。
佐久間調教師のお話しでは、仕事が始まる前の大きな揺れだったそうで、揺れがおさまってから厩舎にいってみると、揺れの衝撃なのか厩舎の扉は半分開いている状態で、通路には飼料などがいろいろとひっくり返っていたそうです。
馬たちの脚元チェックをしながらも通常の朝の時間を過ごしていた時、朝7時から8時くらいの間に、電気も水道も止まってしまったそうです。。。門別競馬場の厩舎地区では電気の復旧が3日間、水道の復旧は10日間もかかったそうです。しかし、馬場に関しては大きな影響がなかったそうで、東京記念に向けた調教を予定通り行うことができたそう。
まだ北海道では大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。。。「逆境にも負けないように、ここを勝って、北海道の人たちや馬たちに力を与えたいです!」(佐久間調教師)
北海道に明るいニュースが届けられるといいですね!
さらには、マイネルリボーン(青柳正義厩舎、金沢・高橋厩舎)、チェダー(木之前葵騎手、笠松・栗本厩舎)も出走してきます。